【12】引きこもりについて(訪問員や支援員の方達へ)

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※5年ほど前に掲載していたブログになります


現在、引きこもりは100万人を超え、年間300人が死に至っていると言われています。

この問題を解決するには様々な改革が必要になります。


まず、訪問員がいきなり家を訪ねて来られても、その訪問員の事がまるで分からないという不安が、一瞬で降り掛かって来ます。

中でも、その人に自分の気持ちすら分かってもらえないんじゃないか、という先入観も付き纏い、話そうという気持ちすら起きません。

そもそも、支援を受けたいとも思っておらず、希望も欲求もなく、生きる気力を無くしていて、働けるような精神など持ち合わせていない状態にもあります。

また家にまで来られると如何にも自分がお荷物で、病人であるという劣等感が強まり、頼んでもいないのに迷惑を掛けているという罪悪感が強まり、しつこいと嫌悪感が強まります。


ある時、テレビ番組で、引きこもりを題材にした訪問員のドキュメンタリー番組がやっていました。

驚いたのは、その訪問員が親に対して、

「もうお金がないの!!もうここまで切羽詰まっているの!!ってドア越しでもいいので伝えて下さい!!!」と、

隣の部屋にいる、子供(大人)に聞こえるほど大きな声で、親にアドバイスをしていた事です。


これでは引き籠りの方が追い込まれるだけです。

追い込んでも、荒れ狂うか、死を選ぼうとするだけです。


確かに、怒られたことで、追い込まれたことで、決心をしたという方もいるかも知れませんが、私は苦情しか聞いてませんし、訪問員の方達の力によって助かっている人達もいますが、そんなのは極少数で、余計に相手に拍車を掛けて死に至らしめてると思っているくらいで、余りにも理に適っていません。


まず引き籠るというのは、生きる希望を無くし、僅かな欲求だけで生きている状態にあり、特に30代以上の男性は、主に、失職や精神病から引き籠り、「誰にも助けを求めない」という傾向にあります。

何故、助けを求めないのか。

生活保護や障害年金などの、お金を頂くことへの拒否感が物凄く強いからです。

私自身も「社会(世間)にまで迷惑を掛けて生きたくない。」「みんなが一生懸命働いたお金を貰うだなんて絶対に嫌だ。有り得ない。」と思っていた事で、結局最後まで支援を受けませんでした。

また、誰かに相談をするという習慣が、まるでない人達が非常に多いです。

それどころか、人生で一度も悩みを打ち明けたことが無い、相談をしたことがない、なんて言う人ばかりなのです。

親にも友達にも誰にでもです。特に男性は。

だから、一人で抱え込んで、「引きこもる」のです。


仮に勇気を出して悩みを打ち明けたとしても、当たり障りのない事を言われた(キツくても働かないといけないでしょ)、余計に怒れて来る事を言われた(みんな誰もが大変な中で働いてるの 苦しんでるのはあなただけじゃないの)、傷付くことを言われた(毎日何もせんで遊びほけやがって あいつはいつまで部屋に閉じこもってるんだ あいつはもうダメだ)、

気持ちを分かってくれない、理解してくれない、世間一般常識的な一方的な事ばかり言われもすれば、頭ごなしに怒られる。

だから、一人で抱え込んで、「引きこもる」のです。


私の場合は、自分が引きこもりや精神病から脱却し、自立するまで親が助けてくれたので、運よく生きて来られたに過ぎません。

今となっては、病院に行けるようになった時に、たとえどれだけ大変でも障害年金を貰っていればよかったと、心底後悔しています。

理由は、親に長年に渡って負担を掛けていただけだったという理由と(15年)、支援を受けないという価値観、考え方が、180度変わったからです。


つまり、理解して頂きたいのは、

「支援を受けない」という価値観を変えなければならないという事と、

今は見失ってしまっている、

「生きる希望や欲求を生み出さないといけない」という事になります。

この2点が、まず「根本的に必要な支援」になります。


ですが、訪問員(支援員)が上位資格を持っていたとしても、相手の気持ちに寄り添い、打開することが出来るのかどうかというのは、各々の力量や、相手への想い次第になってしまいます。

引きこもりの方に限らず、障害年金をもらっていない方達には、私は必ず同じことを言っています。

まず、外に出られないほどの状態の場合は、精神の治療を最優先しますが、上記で書いた、貰わない受けない、という価値観から後悔した所までの話を全てします。(価値観が変わるまでじっくりとゆっくりと、あらゆる例え話を用いながら話をしています)

そして、親に対する罪悪感や、社会人でない事に自責の念を持っている状態が浮き彫りになった際には、「良いんですよ。いつか外に出ようと思えるよいになって、働こうと思えるようにもなったら、そこで税金も収めれば良いんです。」などと言っています。

もちろんこれは、2つ目に必要な「生きる希望や欲求を生み出さないといけない」という治療が進んでいた時の話です。


支援を受けるというのは、私にとっても重要なポイントの1つです。

生活保護を受けられるようになっただけで、障害年金を貰えるようになっただけで、たったそれだけでも、明らかに病状が良くなった方達を目にして来たからです。

つまり、それだけ、お金に帰結するような社会であるという事なのですが、多少の収入を得るというのは精神衛生上、この社会の中で生きてる以上は、精神病、引きこもりに関係なく、絶対的に必須であると思っています。

ですが、仮に助けを求めようとしたとしても、お金を貰うまでのハードルが高いという現実にも阻まれます。


生活保護の審査も複雑で大変で気力のある人しかできない、ケースワーカーが訪問に来て面談を行わないといけなくなる、水際対策で職員の一存で違法にも申請を拒否するだとか、あしらわれるだとか、障害年金を貰うにも医師の診断書や病院にも行かないといけないからです。

私のように精神病の重度~最重度になると、外に出る事自体が不可能で、この理解が経験した者でないと全く分からないというのが大問題で、病院にすら行けない事から、そこの治療だけでも長期に及びます。

つまり、本当に必要な人には支援は行き届かないのです。


これは行政の在り方も問題で、せめて、親からの依頼と情報で審査精査し、医師にも訪問してもらい、顔を合わせなくとも、筆談で直接遣り取りをするだとか、切羽詰まった状況であれば一時的にでも支援するだとか、カウンセリング治療もすれば支援が継続されるだとか、命を守る為に、もう少し柔軟な対応が欲しいのですが、

訪問の場合は、相談員(支援)がカウンセラーの役目を果たしますが、ただ、訪問する事にはデメリットが多すぎます。

顔も合わせたくないという人ばかりなので、まず相談専用の名刺を渡すか、あと、私であればですが、お手紙と共にお渡しします。

手紙の中身を恐れながらも、いつかは読んでくれると思っているからです。


私の場合は、(※ココナラ禁止事項)や本などで想いを伝えているので、引き籠りの方関係なく、相手から相談に訪れてくれますが、つまり、多少でも心を開いてもらわない限りは、話し合いも糞もないという事です。

また毎週行くのではなく、初めは月に一回程度に留めて下さい。月1程度というのが通常のようですが、しつこいと拒否反応が強まってしまいます。

あなたにはまだ信用がありません。
信頼を得るには時間と中身が必要です。

手紙の中身も重要になりますが、あなたのことを心配しているという事が、相手に伝わるよう誠心誠意込めて書き続けて下さい。

自己紹介から始まり、今までの経験や、支援を受けて実際に良くなった方達のお話をしてあげるのが良いと思います。

決して、「もうお金がないの!!もうここまで切羽詰まっているの!!ってドア越しでもいいので伝えて下さい!!!」などと言うのはお止め下さい。


手紙を書くことすら苦痛に感じる場合は、あなたはその仕事には向いていないので、すぐにでも辞めて下さい。

何人もの相談者を抱え、事務作業なども大変だとはお聞きしましたが、1人1人を確実に助けて行くという行政の方針が確立されない事にはとも思ってはいますが、

今のままでは貴方が相手を追い込み、引きこもりの方を自殺に追いやる、その手助けをしてしまう存在になるだけです。


あとは、相手が考え、悩み、今生きているという生きる力を信じ、手紙を週に1回でも、月に1回でも渡し続け、電話が掛かって来るのを待つのみです。

また、電話ができるような関係になれたとしても、無理に訪問しようとするのだけは止めて下さい。

相手が今までの経緯を話し、今までの苦しみを話し、生活の悩みや、仕事や、お金の悩みを話し始めたら、そこで初めて支援ついて話してあげて下さい。

宜しくお願い致します。



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