私たちの身の回りには、沢山の情報があります。そのため、現代社会では、「情報リテラシー」が重要だと言われていますよね。
ですがそれだけでなく、「情報の偏り」にも注意する必要があります。人は自分の都合の良いように見聞きする傾向がある上、多くのサイトやSNSでは、その人の好みに合ったものが表示されるようになっており、関連する情報以外は排除されてしまうからです。
そしてそれらを踏まえて、もう一つ注意すべきことがあります。それは「認識の偏り」です。どのような物事も常に多面的ですが、私たち人間は、正しい”可能性が高い”判断を素早く行うために、手近な情報を基に少ない側面だけを見て判断を下してしまいがちです。
特に、誰もが情報の発信者になれる今の時代では、誰しも自分の目線からの情報を発信しています。私たちがその誰か一人の情報に反応すると、それに近しい情報ばかりが流れて来て、その情報が多数から裏打ちされていて正しいと思い込んでしまうという構図が出来上がっているのです。
情報も認識も、ある程度偏るのは仕方のないことですし、私はそれが悪いことだとは思っていません。偏りこそがその人独自の好き嫌いや価値観、つまりは人間性を生み出すからです。
しかしながら「自分は偏っている」という自覚がないのは問題です。その自覚がないと、自分こそが一般的で普通であり、他人が歪んでいると認識してしまうことになるからです。
私たちはいつも必ず偏った見方をしていることを自覚しましょう。自分の持っている情報がその物事の全てだと誤認しやすいことにも気を付けてください。きっとそれらのことに気が付いたあなたの内面は、もっと豊かになるはずですから。