徒然 第十九幕 不安になりやすい人には……

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不安になりやすい人には、ある特別な才能があります。それは、”未来を視る才能”です。不安とこの才能には一見関係がないように見えますが、これらは密接に関係しています。

そもそも不安というのは、その恐れの対象が実際に存在しているかどうかわからないものを指します。不安の対象は常に想像上の存在なわけです。それに対して恐れを抱くということは、その想像をリアルなものとして捉えているということです。

そして未来とはまだ起きてもいないこと。想像でしかその存在を捉えることはできません。このとき、不安になりやすい人は想像力が高く、かつその想像をリアルに捉えることができるので、不安になりやすい人は”未来を視る”ことができるというカラクリです。

ただし、ここで言う未来は実際に起きるとは限りません。それどころか、不安の対象の約8割は実際には起こらないと言われるくらいです。8割という数字はともかくとして、想像上の未来が実際に起きることはそう多くはないでしょう。

ですがだからといって、”未来を視る才能”が役に立たないわけではありません。不安になったとき、私たちはその不安を取り除こうと何か対策をしようとするはずです。つまり、視えた未来に対して備えができるのです。仮に実際に起きる確率が約2割だとしても、危機を回避できるとあれば明確な強みになります。

その上、”未来を視る才能”はあることをするように気を付けるともっと役に立ってくれます。そのあることとは、目先の現実を見ることです。

どうやら自分では気付き難いようなのですが、不安になりやすい人は、実際に起きていない未来を基にして、さらに先を見据えて不安になる場合もあるようです。例えるならば、目の前の大きな川を渡ってもいないのに、その先の森で狼に襲われることを心配し、さらには森のどこに逃げようかなどと考え始めるという具合です。

これは現実よりも想像の産物に目線が向いているということになりますが、そうなると目先の問題で躓きやすくなりますし、起きる確率が極端に低い心配まですることになってしまいます。簡単に言ってしまえば、現実に則さない妄想ばかりすることになってしまうのです。

ここで意識して目先の現実を見ることによって、現実に則さない妄想は高度な計画性と未来予測に変わっていきます。さらには不必要で余計な不安も少なくなるでしょう。先ばかりではなく足元も一緒に見ることで、不安になりやすいという繊細な性格は、より強力な才能にもなり得るのです。

不安になりやすい人は、森に入った後を心配する前に、まず川を渡ることを考えましょう。もしかしたら、もう少し川沿いを歩いたところに丸太の橋が架かっていて、狼に襲われない開けた道があるかもしれません。そこから未来を視ていけば、もっと明るい未来が視えるかもしれませんよ。




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