劣等感というのは心苦しいものです。素直に優れた人を称賛できれば良いのに、何故だか悔しさが湧き、場合によっては攻撃しようとしたり、その人のことを避けようとしたり。落ち着かない気分になり、心が休まらなくなります。
では、なぜ劣等感はここまで心苦しいものなのでしょうか。自分は自分、人は人で比べても仕方ないと頭ではわかっていても、辛くなってしまうのはどうしてでしょうか。
それは、あなたの努力や、あなたの持つもの、何よりあなた自身が価値のないものに思えてしまうからです。
言い換えれば、あなたは自分より優れている人がいることを知ったことで、あなた自身の価値が自分の中で揺らいでいる状態になってしまっているのです。
そしてその対策としてやりがちなのが、他人を下げたり、自分より劣っている人を見つけて自分の価値を保とうとすることです。しかしながら、それでもきっと内面は苦しいままでしょう。なぜならば、そんなことをしても結局自分の価値を自分で認めることはできていないからです。
こう考えていくと、私たちが劣等感に苛まれたときにやるべきことは、自分の価値を自分で認めることだとわかってきます。他人に目を向けてどうこうしようとするよりも、自分の心に目を向けて立て直す方が、よほど健全で素早く効果的なのです。
もし自分よりも優れている人を見つけて苦しくなったら、こう問うてみましょう。あなたの今までの努力は、本当に無駄でしたか?あなたが持っている能力はあなたにとって本当に無意味ですか?あなたは本当に無価値な存在ですか?
他ならぬあなた自身には、その答えがわかるはずです。