私たちはものの価値を測るとき、しばしば「比較」をします。これはこれに比べて値段が安いとか、あれはこれより長いとか、これは今のと比べて丈夫だとか、そのようにして相対的、客観的に価値を測ります。
しかしながら、比較をして価値を測ってはいけないものも沢山あります。その最たるものが「個人の幸せ」です。
何に幸せを感じるかは人それぞれということがわかっていても、私たち人間は良くも悪くも欲深い生き物なので、他人と「比較」をして自分に足りないものを見つけると、あっという間に自分は不幸だと勘違いしてしまいます。
私はあんなにお金持ちではないから。俺はあの人よりモテないから。そのような不足感と劣等感を原動力にして、足りないものを補うために努力しても、もしそれが本当にあなたの求めているものではなかったら、いつまで経っても満たされることはないでしょう。他人と「比較」をすることで借りてきた幸せの価値基準を自分に当てはめても、それが正当であるとは限らないのです。
自分にとっての幸せや、その物事にどう感じるかなど、主観的な事柄の価値を測るときには、他人の価値基準との「比較」をしてはいけません。それは自分が決めなければならないことであり、他人のものと比べても迷子になるだけだからです。
主観的な事柄についての価値を知りたいなら、自分の心に聞きましょう。その積み重ねが、あなただけの壮大な価値観を形作るのです。