私は価値観や考え方などの、所謂「個性」とは”尖り”だと思っております。何かが好きならば正の方向へ、嫌いならば負の方向へ尖っているのです。
どちらの方向へ尖っているにしろ、それを「正義」や「嫌悪」として誰かにそのままぶつけてしまえば、人を無意識に傷つけたり、攻撃したりするものになることもございます。
そのため、まずは尖った部分を一旦均して、つまり自分の個性となる価値観や考え方を一旦置いておいて、受け止める癖を付けた方が良いのでございます。
一方で、この”尖り”をできるだけ捨てようとするのも良くございません。なぜならば、”尖り”はあなたの個性であって、人間的な深みや趣の源泉であり、それが壁にぶつかった人の突破口になったり、世間を渡るための武器になったりもするからでございます。
「個性」を抑えて物事を柔軟に受け止めることと、「個性」を活かして物事に役立てることを場面ごとに切り替えて、その両者のバランスを取ることは、大変重要であることと存じます。