Excelはとても便利です。
一覧管理、集計、帳票作成など、ちょっとした業務改善なら十分に活躍してくれますし、実際に多くの会社で日常的に使われています。
ただ、業務が少しずつ増えてくると、「Excelで回しているけれど、そろそろ厳しいかもしれない」と感じる場面が出てきます。
たとえば、こんなことはありませんか?
・同じファイルを複数人で触るので、どれが最新か分からなくなる
・ファイルをメールやチャットで送り合っていて管理が煩雑
・入力ルールが人によってバラつく
・スマホから確認や入力がしづらい
・検索しづらく、過去データを探すのに時間がかかる
・担当者が変わると運用が止まりやすい
最初はExcelで十分だった業務でも、利用人数やデータ量が増えると、管理方法そのものを見直した方がよいケースがあります。
そのときの選択肢のひとつが、Webアプリ化です。
では、どんな業務がWebアプリ化に向いているのでしょうか。
まず分かりやすいのは、「複数人で同じ情報を扱う業務」です。
Excelは個人作業には強いですが、複数人で同時に運用するとなると、どうしても無理が出やすいです。
たとえば、在庫管理、顧客管理、問い合わせ管理、日報入力、案件管理、予約管理などは、複数人が同じ情報を更新することが多いため、Webアプリとの相性が良いです。
Webアプリにすると、同じデータを共通で管理しやすくなり、「最新版がどれか分からない」といった問題を減らせます。
次に、「入力する人」と「見る人」が分かれている業務も、Webアプリ化を検討しやすいです。
たとえば、現場スタッフが入力して、事務担当が確認する。
店舗スタッフが日々の数字を入れて、本部側が集計する。
営業担当が案件情報を登録して、管理者が進捗を確認する。
このような流れでは、入力画面と管理画面を分けられるWebアプリの方が、運用しやすいことが多いです。
必要な項目だけを入力させたり、一覧を絞り込んだり、権限によって見える情報を変えたりと、業務に合わせた設計がしやすいのが強みです。
さらに、「スマホやタブレットから使いたい業務」も、ExcelよりWebアプリの方が向いています。
最近は、デスクに座って作業する人ばかりではありません。
現場、店舗、外出先など、パソコン以外の場所で情報を扱いたいケースが増えています。
たとえば、点検結果の入力、作業報告、出退勤の記録、写真付き報告、簡易な申請業務などは、スマホ対応できるだけで使い勝手が大きく変わります。
Excelファイルをスマホで無理に扱うより、必要な項目だけをシンプルに入力できるWebアプリの方が実務には合いやすいです。
また、「検索や履歴確認が大事な業務」も要注意です。
Excelで件数が少ないうちは問題なくても、データが増えると過去の情報を探すのに時間がかかるようになります。
「あの案件、いつ対応したっけ?」
「前回の見積内容はどうだった?」
「この顧客の過去履歴をまとめて見たい」
こういった場面が多いなら、検索・一覧表示・詳細表示がしやすいWebアプリの方が業務効率は上がりやすいです。
逆に、すべてをすぐWebアプリ化すべきというわけではありません。
個人で使うだけの集計表、定型的な帳票作成、毎月のCSV加工などは、Excelマクロや関数で十分解決できることも多いです。
大切なのは、
「今の業務はExcelで十分なのか」
「それとも、共有や運用のしやすさまで考えてWebアプリの方がよいのか」
を見極めることです。
目安としては、次のような項目が多く当てはまるなら、Webアプリ化を検討する価値があります。
・複数人で同じデータを使う
・最新ファイルの管理が難しい
・スマホやタブレットでも使いたい
・検索や履歴確認が多い
・入力ルールを統一したい
・メールやチャットでファイルを送り合う運用に限界を感じている
・担当者依存を減らしたい
業務改善というと、大きなシステムを導入しないといけないように感じるかもしれません。
でも実際には、最初から大規模なものを作る必要はありません。
たとえば、
「一覧を見るだけの簡易ツール」
「入力と検索だけできる小さな管理画面」
「Excelの代わりに共有しやすくした社内用ツール」
こういった小さなWebアプリでも、現場の負担をかなり減らせることがあります。
今Excelで管理している業務がある方は、まずは「今どこで困っているか」を整理してみるのがおすすめです。
作業時間なのか、共有のしづらさなのか、入力ミスなのか、検索のしづらさなのか。
困りごとが明確になると、Excelのまま改善すべきか、Webアプリ化した方がよいかが見えやすくなります。
もし、
「この業務はExcelのままでよいのか」
「Webアプリ化した方が使いやすくなるのか」
と迷っている場合は、現在の運用をもとに整理することもできます。
Excel自動化、業務整理、社内向けの簡易ツール、Webアプリ化のご相談など、状況に合わせて検討できますので、お気軽にご相談ください。