面倒解決エンジニアの森田ユウゴです。
台湾からお届けする「#kintone100日チャレンジ」の84日目。
APIラボのカテゴリーAPIを、カテゴリーマスター運用に使えるか試しました。
本日のテーマは、kintone管理者・アプリ管理者向けの「カテゴリマスター同期プラグイン」。既にカテゴリー機能の使い方や関連する整理ツールはありますが、今回は「カテゴリー設定そのものをAPIで更新できるなら、マスター管理に寄せられるのでは?」という発想を試しました。
「カテゴリマスター同期プラグイン」について
🎯 どんな課題に向き合ったか(現場の不とベネフィット)
現場の「不」: kintoneのカテゴリーは便利ですが、5階層まで深くできる一方で、レコード入力時の画面はそこまで深い階層を扱いやすいとは言い切れません。複数カテゴリーの入力を防ぎたいケースでも、JavaScript APIで入力UIや選択制御に踏み込みにくいのが本音です。
導入後の世界(ベネフィット): カテゴリー階層をマスターアプリのテーブルとして管理し、同期側アプリの動作テスト環境カテゴリー設定へ反映できます。ただし、これは「入力体験の根本改善」ではなく、用意されているAPIでカテゴリー管理をどこまで扱えるかを試した構成です。
💡 着想・こだわり
カテゴリー周辺には、使い方の解説やアプリ整理のための優れた仕組みが既にあります。今回のこだわりは、カテゴリーを「画面で設定する項目」としてだけ見るのではなく、「用意されているAPIでどこまで管理しやすくできるか」を試した点です。
ただ、正直なところ本当にほしいのは、アプリ設定を変更するAPIよりも先に、レコード追加・削除や入力時のカテゴリー選択をJavaScript APIでもう少し制御しやすくする機能です。深い階層の見せ方や、複数入力を防ぎたい場面への対処がしやすくなると、現場の入力体験はかなり変わるはずです。
APIラボのカテゴリー設定REST APIは検討中の新機能です。今回は、そのAPIでできることを考えながら、動作テスト環境のプレビュー設定までに止めました。最後のアプリ更新はkintone標準の操作に任せる設計です。
また、マスター側の編集UIはkintone内部DOMに依存せず、スペースフィールドにだけ表示しています。階層編集にはドラッグ操作を使い、保存時にテーブルへ戻す形にしました。設定をAPIで触る部分と、レコード上で管理する部分を分けるのが今回のポイントです。
✨ これで出来ること(機能概要)
まずはこちらをご覧ください。
マスターアプリでカテゴリー階層を編集: レコード画面にカテゴリーツリーUIを表示し、カテゴリー名や親子関係を編集できます。保存時にはテーブルのカテゴリ名、階層、並び順、親パスへ反映します。
必要フィールドを設定画面から追加: マスターアプリモードでは、カテゴリ管理用のスペースとテーブルを動作テスト環境へ追加できます。追加後はkintone標準のアプリ更新で反映します。
同期側アプリへカテゴリー設定を反映: 同期側アプリでは、マスターアプリIDとマスターレコード番号を指定し、カテゴリーマスターから動作テスト環境のカテゴリー設定を更新できます。
課題
現時点では下記のような課題が残っています。
APIラボ機能であること
今回の中核は、APIラボの「カテゴリーの設定を取得または更新するREST API」です。正式APIではなく検討中の新機能なので、仕様変更の可能性があります。本番運用前提で過信するのではなく、APIの挙動確認やフィードバック用途として扱うのが現実的です。
入力体験そのものは改善しきれていないこと
カテゴリーは5階層まで設定できますが、深い階層をレコード入力画面で扱うと、画面が小さく感じたり、選択状態を管理しづらかったりします。複数入力を防ぎたいケースもありますが、現時点ではJavaScript APIでカテゴリー入力部分を十分に制御できません。今回は設定API側からできることを試しましたが、実務目線ではレコード追加・削除時の管理や入力UIを扱いやすくする機能強化も早くほしいところです。
さいごに
今回は「APIラボのカテゴリーAPIで何ができるか」を考えてみたチャレンジでした。
ただ、カテゴリーで本当に改善したいのは、アプリ設定の同期よりもレコード入力時の体験です。5階層まで深くできるなら、その深さを扱いやすいUIや、複数選択を防ぐためのJavaScript API側の制御もほしいところです。
レコード追加・削除時のカテゴリー管理がもう少ししやすくなる機能強化にも期待しています。
#kintone100日チャレンジ として、2026年4月から毎日プラグインをバイブコーディングしています。明日もお楽しみに!
私森田ユウゴはココナラでkintoneに関する各種サービスを出品しております。
SIerの中でもインフラSEとして約10年、特に「運用保守」にはベンダーとして深く携わってきました。
作りっぱなしにしない導入やカスタマイズのご提案が可能です。
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