奨学金返還免除|大学院で"全額"免除を獲得した具体的な方法【JASSO第一種】

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学び
私は機械工学を専攻する大学院生でした。
在学中、JASSO(日本学生支援機構)の第一種奨学金(無利子)を月額88,000円、2年間借りていました。

総額は約210万円。

これが"全額"返還免除になったんです!

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「奨学金免除なんて一部の天才だけでしょ?」そう思っていませんか?
実は、戦略的に動けば普通の大学院生でも十分に狙えると考えています。

この記事では、私が実践した奨学金免除の具体的な方法を包み隠さず公開します。

実際、私のアドバイスを実践した直属の後輩も、同じように全額免除を獲得しました。
そのため、再現性のある方法だと自信を持ってお伝えできます。

一人でも多くの学生が返済の不安から解放され、充実した研究生活・人生を歩めることを願っています!

私が210万円の返還を0円にした3つの戦略

奨学金の全額免除を獲得するには、以下の3つを計画的に積み上げることが大切です。

・研究業績(論文執筆・学会発表)
・申請書類の質(自己アピールの戦略)
・その他の活動(TA・GPA・留学など)

これらを修士1年の段階から意識して動くことで、免除の可能性は格段に高まります。

特に1番目の研究業績が最重要で、2番目の書類の質が差別化ポイント、3番目のその他の活動はプラスアルファです。
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なぜ『業績・書類・活動』の3つで免除が決まるのか


業績がなければ、そもそも土俵に立てない

日本学生支援機構(JASSO)の返還免除制度は、「特に優れた業績による返還免除」という枠組みで選考が行われます。

修士2年の1月に申請書類を提出して、修了後の6月~7月に結果が通知される流れです。

で、この選考で一番大事なのが研究業績。

■ 評価される業績は3種類

具体的には、こんな実績が評価されます。

1. 査読付き論文(国際誌・国内誌)
2. 学会発表(国際学会・全国規模の国内学会・地方の国内学会)
3. 受賞歴(学会賞・学内表彰など)

それぞれの実績がポイント(点数)になっていて、貸与期間中にたくさんポイントを稼いだ人が全額・半額免除をゲットできる、という仕組みです。

■ 「何をやるか」より「どこでやるか」が大事

ここが超重要なんですが、業績の種類によってポイントの重みが全然違います。

ポイントが高い順だと:
📝 論文執筆(最強)
🎤 学会発表(まあまあ強い)
🏆 その他の活動(TAとか受賞。補助的)

さらに、論文と学会発表は国際 vs 国内でもポイントが変わります。
当然、英語力が必要な国際学会・国際誌の方が、国内よりポイント高いです。
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■ 同じ「学会発表」でも天と地の差

例えば、こんな感じ。

Aさん: 地方の国内学会でポスター発表(1回)
Bさん: 国際学会で口頭発表(1回)

同じ「学会発表1回」なのに、Bさんの方が圧倒的にポイント高いんですよ。
理由は、Bさんの方は英語で発表・質疑応答しなきゃいけないし、世界中の研究者に評価されるから。

つまり、「何をやったか」より「どのレベルでやったか」が大事ってことです。

■ でも、正確なポイントは誰も知らない

ここで残念なお知らせなんですが、具体的なポイント数は公表されてません。

しかも、大学や研究科によって基準が微妙に違うし、同じ種類の発表回数こともあります。

だから、

❌ 「この業績なら確実に免除!」みたいな保証はない
とにかくできるだけ多く、質の高い業績を積むしかない

ポイント計算に頼りすぎず、「やれることは全部やる」くらいの気持ちでいた方がいいです。
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書類の「見せ方」で評価が変わる

実は、同じ業績を持っていても、書き方次第で評価が全然変わります。
例えば、学会発表を業績リストに書くときの良い例と悪い例をみてみましょう。

書き方の良い例・悪い例:

悪い例:「〇〇学会で発表(2023年)」
良い例:「〇〇(国際会議)でoral発表、査読付き(2023年9月)」

どうですか?同じ「学会発表1回」なのに、印象が全く違いますよね。

良い例では、

査読付きであること(質の高さ)
国際会議であること(レベルの高さ)
oral発表であること(ポスターより評価が高い)

これらの情報を盛り込むことで、「この人はレベルの高い業績を出している」という印象を与えられるんです。

■ 受賞歴も同じ

受賞歴も書き方次第です。

悪い例:「学会で賞を受賞」
良い例:「〇〇学会 Student Presentation Award 受賞(応募者120名中3名)」

応募者数や選出人数を書くことで、どれだけすごい受賞なのかが伝わります。

■ 申請書類は「営業資料」と捉えよう

要するに、申請書類は自分という商品を売り込む営業資料なんです。

淡々と事実を書くだけ → ❌ 伝わらない
具体的な数字と文脈を添える → ⭕ 価値が伝わる

同じ業績を持っているライバルに差をつけるには、この「見せ方」が超重要です…!
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研究以外の活動で「最後の一押し」を決める

正直な話、優秀な大学院生って結構いるんですよ。
学会発表4回しましたー!受賞歴もありますー!みたいな業績を持っている人は割といます。

じゃあ、業績が同じくらいのライバルとどうやって差をつけるのか?

ここで効いてくるのが、研究以外の活動です。

■ 実は評価される項目、めちゃくちゃ多い

具体的には、こんな活動がプラス評価されます。

教育・研究補助:
・TA(ティーチング・アシスタント):学部生の実験・演習のサポート
・RA(リサーチ・アシスタント):研究プロジェクトの補助業務
・GPA(授業科目の成績):優秀な成績も評価される

その他の実績:
・発明(特許取得など)
・専攻分野に関連した芸術活動(音楽、演劇、美術などの発表会における成績)
・専攻分野に関連したスポーツ(競技会における成績)
・専攻分野に関連したボランティア活動や社会貢献活動
・公益の増進に寄与した研究業績(産学連携、地域貢献など)

「え、こんなのも評価されるの!?」って思いませんでした?

■ ポイントは「専攻分野に関連した」活動

ここで注意したいのが、「専攻分野に関連した」という条件がついていること。

例えば、

⭕ 工学系の学生が、科学技術の普及啓発ボランティアをする
⭕ 建築系の学生が、地域の空き家再生プロジェクトに参加
❌ 何の関係もない飲食店でのアルバイト

つまり、自分の研究分野とつながりのある活動じゃないと評価されないってことです。
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■ なぜ研究以外の活動が評価されるのか

理由はシンプル。

JASSOは「将来の日本を担う人材」を応援したいわけです。 だから、

研究だけできる人 → もちろん良い
研究もできて、教育・社会貢献もできる人 → もっと良い

要するに、学生さんを総合的に評価しているんですね。

■ でも結局、決め手は「研究業績」

ここで正直に言います。

私もGPA(授業科目の成績)、TA・RA、研究留学の経験をアピールしましたが、その他の活動を特別たくさんやっていたわけではありません。

ボランティアもやってないし、発明なんてもってのほか。

じゃあ何が決め手だったのか?

やっぱり研究業績です。
査読付き論文執筆と学会発表の実績が、一番大きかったと思います。

■ その他の活動は「加点要素」くらい

要するに、免除獲得の優先順位はこんな感じ。

最優先(絶対必要)  : 📝 研究業績(論文・学会発表)
次に大事       : 📄 申請書類の書き方(業績の見せ方)
あったら有利(おまけ): ✨ その他の活動(留学・ボランティアなど)

つまり、「その他の活動を全然やってない…終わった…」って思う必要は全くありません。

研究業績をしっかり積み上げていれば、十分に勝負できます。

■ 偶然やっていたらアピールすべき

ただし、もしたまたまTAをやっていたり、GPAが高かったり、何か活動をしていたなら、それは絶対に申請書類に書くべきです。

決め手ではなかったかもしれないけど、マイナスにはならないので。

偶然やっていたなら、それはアドバンテージとして活用しましょう!
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修士2年間で私がやったこと【時系列で公開】

ここからは、私が実際に何をしたのか、包み隠さず公開します。

先に正直に言っておくと、私はかなり頑張った方だと思っています。
私は極度の心配性で、全額免除を狙っていたため、学生生活の多くの時間を研究に割いていました。

最終的な業績
まず、結論から。
修士2年間で積み上げた業績はこんな感じです。

論文関係:
・国際プロシーディング:2本(査読付き国際会議の論文集)
・投稿論文      :1本(日本機械学会論文集、査読中)

学会発表:合計8回
・国際学会    :3回(口頭×2、ポスター×1)
・国内学会(全国):4回(口頭×2、ポスター×2)
・国内学会(地方):1回(口頭)

その他:
・GPA    :3.75
・TA・RA   :4科目(1年間)
・国際交流科目:1科目
・研究留学  :ロシア(2週間)

これを見て「自分には無理だ」と思わないでください。
ここで示すのはあくまで私の一例です。

私の後輩は、学会発表5回・論文1本で全額免除されています。

留学やアルバイト、サークル活動など、学生にしかできないことが山ほどあります。
全額ではなく、半額免除を目標に掲げて研究をするのも素晴らしいことだと思います。
あなたの状況に応じて、できる範囲で積み上げていけば大丈夫です。

それでは、私がどうやってこの業績を積み上げたのか、時系列で見ていきましょう。
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M1(修士1年)の動き

4月: 指導教員に「奨学金免除を目指したい」と相談
→ これが全ての始まり。目標を伝えることで、先生も学会発表のチャンスをくれやすくなります。

前期: 国際交流科目を受講
→ 免除を狙って受講したわけではなく、もともと語学や留学に興味があったから。結果的に、免除の加点につながった一例です。

9月: 国内学会(全国)で初の口頭発表
→ 学部4年次の研究内容を発表。正直、まだ結果も少なくて不安でしたが、「まずは一歩踏み出す」ことが大事でした。

10月: 国際会議(査読付き)で口頭発表
→ 会場がなんとハワイ!だったこともあり、指導教員が「この国際会議に出してみないか」と声をかけてくれました。運が良かったです。

初の英語での発表で不安もありましたが、それと同時に研究のモチベーションもかなり高かったです笑

11月: 国内学会でポスター発表
→ 指導教員と相談し、10月の国際会議に内容を追加して発表することで合意。

最終的に学会発表を許可してくれるのは指導教員なので、「どうすれば発表させてもらえるのか」基準を明確にしておくことが大切です。

1年を通して: TA・ALAとして授業サポート
→ 週に数コマ。研究時間は削られますが、給料ももらえるし、申請書類にも書けるので引き受けました。

合計4科目担当しましたが、学生とのつながりもでき、良い経験になりました。

M2(修士2年)の動き

8月〜12月: 学会発表を4回(国内・国際)
→ 就職活動もあったので、M1で積み上げた研究をいろんな角度から発表しました。同じテーマでも、見せ方を変えれば複数回発表できます。

また、M2になると研究テーマによっては直属の後輩がつきます。私の場合、後輩が実験、私は数値シミュレーションを行い、役割分担することで研究に重みが増しました。

9月: ロシアへ国際研究インターンシップ(2週間)
→ これは完全にラッキーでした。海外が好きで、たまたま募集があったので行きました。こういうチャンスは逃さない方がいい。

1月: 国内の研究機関に論文を投稿
→ これまで学会発表した研究成果を論文化。査読結果が出る前に修了しましたが、「投稿した」という実績は書けました。

1月: 申請書類の提出
→ やるべきことはやった。あとは結果を待つのみ。
重要: 論文は執筆中でも書類に記載して構いません。また、下記の地方学会のように、未来の予定(原稿さえあれば)でも記載OKです。

3月: 地方の学会で最後の発表
→ 修士2年間の集大成。ここまでやり切ったという達成感がありました。

私が8回も発表したのは、

・たまたまチャンスに恵まれた
・指導教員が積極的に学会を勧めてくれた
・研究テーマが学会向きだった

という運の要素も大きいです。
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大事なのは「計画的に動くこと」

私の例を見て「8回も無理…」と思わないでください。

大事なのは回数じゃなくて、M1の早い段階から計画的に動くことです。

・M1前期:目標を決めて先生に相談、研究計画
・M1後期:学会発表で経験を積む
・M2  :就活が終わったら、学会発表を頑張る。余裕あれば論文投稿
・M2年明け:申請書類を丁寧に作る

この流れさえ押さえれば、学会発表4〜5回、論文1本でも十分狙えます。


あなたの状況に合わせて考えてください

学会のチャンスが少ない研究室 → 論文の質で勝負
論文を書く時間がない → 学会発表を増やす
M2になってから動き始めた → 申請書類の質を徹底的に上げる

完璧じゃなくていいんです。

できる範囲で、できるだけ多く積み上げる。 それが免除への道です。

何より大切なのは、研究を楽しむこと
最後に、一番伝えたいことをお話しします。

「学会発表しなきゃ」「論文書かなきゃ」
そう思って、頭を抱えていませんか?

でも、ちょっと待ってください。

あなたが今やっている研究は、世界中のどこを探しても、あなたしかやっていないことです。

その研究を誰かに聞いてもらえる。遠く離れた土地で自分の言葉で語れる。
それって、すごいことだと思いませんか?

正直に言うと、私も最初は奨学金免除のための研究をしていたと思います。
義務感で研究をしていたのです。

でも、続けているうちに、何かが変わったんです。

自分の研究を説明する言葉が、だんだん洗練されていく。
質問に答えるうちに、自分でも気づかなかった視点が見えてくる。
他の学生の発表を聞いて、「こんな研究もあるのか」と刺激を受ける。

いつの間にか、「次はあの学会に出たい」とワクワクしている自分がいました。

ハワイの国際会議では、初めての英語発表でうまく伝わらず苦い経験をしました。

でも、会場の外に出たら、青い海と白い砂浜が広がっていて。

「研究やってなかったら、こんな場所に来ることもなかったな」って、ふと思ったんです。

ロシアでのインターンシップでも、現地の学生たちと片言の英語とジェスチャーで交流して。

「研究って、こんなにも人とつながれるんだ」と実感しました。

業績は、その結果としてついてきました。

学会発表は、義務じゃありません。
あなたの研究を世界に届けるチャンスです。

論文執筆は、苦行じゃありません。
論理的に考え、伝える力を磨く、一生モノのトレーニングです。
この力は、社会に出てからも、あなたを何度も助けてくれます。

もちろん、現実的な話として、奨学金免除のために業績が必要なのは事実です。

でも、「免除されるため」だけに研究していたら、きっと続きません。

苦しいだけで、楽しくない。
そんな2年間、もったいなくないですか?

研究そのものを楽しんでください。

未知のことを解き明かす喜び。
新しい場所で、新しい人と出会う興奮。
自分の考えが、誰かに評価される達成感。

その全てが、あなたの人生を豊かにしてくれます。

そして、その先に、奨学金免除という「おまけ」がついてくる。

それくらいの気持ちで、いいんです。

重く考えすぎないでください。

あなたの2年間が、苦しいだけの時間ではなく、 かけがえのない思い出になることを、心から願っています。
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まとめ:免除は「計画」で勝ち取れる

奨学金免除には運の要素もありますが、一番大切なのは戦略と継続です。

私も最初は免除できるか不安でしたが、M1の早い段階から目標を定め、一つひとつ業績を積み上げることで達成できたのです。

あなたも、今日から動き始めれば、必ず道は開けます。

「何から始めればいいか分からない」

「申請書類の書き方が不安」

「自分の業績で免除を狙えるのか知りたい」

そんな方のために、私はココナラで奨学金の全額・半額免除のご相談を受けています。

サービス内容の一例:

奨学金全額・半額免除の具体的な達成方法
あなたの状況に合わせた戦略・計画立案
研究業績のアピール方法
申請書類の添削・ブラッシュアップ
実体験に基づく実践的なアドバイス

実際に全額免除を獲得した経験をもとに、あなたの状況に合わせた具体的なアドバイスをさせていただきます。

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