毎日投稿42:決算書の読み方:売上と利益

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決算書って、なんだか難しそうな響きですよね。
数字がズラッと並んで、まるで暗号のよう。
でも、実はビジネスの「健康診断書」みたいなもので、ちょっとコツをつかめば、初心者でも「へえ、こんなことが分かるんだ!」と楽しく読み解けるんです。今日は、決算書のキホン中のキホン、「売上」と「利益」にフォーカスして解説します!

売上:ビジネスの「顔」!

まず、「売上」。
これは会社が商品やサービスを売って稼いだお金の総額です。
イメージとしては、お店のレジで「チャリン!」と入ってくるお金。
カフェならコーヒーやケーキを売った金額、IT企業ならソフトのライセンス料やサブスクの料金がこれにあたります。
決算書では、「売上高」(または「営業収入」など)として、損益計算書(PL)のいちばん上にドーンと載っています。
なぜ最初? 
だって、売上がないとビジネスが始まらないから!
売上は、会社の「稼ぐ力」を示すバロメーターなんです

ポイント:
売上が多い=会社が儲かっている、とは限らない!
ここ、初心者がハマりがちな落とし穴。
売上が1億円あっても、コストが1.2億円かかっていたら…赤字です。
じゃあ、儲けの正体は何? それが次に話す「利益」です。

利益:本当の「儲け」を知る!

利益は、売上からいろんな経費を引いた「残りのお金」。
会社がどれだけ賢くお金を残せたかを示します。
利益にはいくつか種類があるけど、初心者ならこの3つを押さえておけばOK!

1. 売上総利益(粗利):
売上から、商品を作る・仕入れるのにかかったコスト(原価)を引いたもの。
例:
カフェで1杯500円のコーヒーを売った。
豆やミルクの原価が150円なら、粗利は500円−150円=350円。
この粗利が多いほど、ビジネスモデルが「稼げる」ってこと。原価を抑える工夫や、プレミアムな商品で粗利を増やすのがビジネスの腕の見せどころ!

2. 営業利益:
粗利から、人件費や家賃、広告費など、ビジネスを動かすための経費(販管費)を引いたもの。
例:
さっきのカフェで、粗利350円からバリスタの給料や店舗の家賃を引いた残りが営業利益。
これがプラスなら、本業でちゃんと儲かっている証拠。
マイナスなら、経費を見直すか、売上を増やす必要があるかも。

3. 純利益:
営業利益から、税金や借金の利息など、ビジネス以外の費用を引いた最終的な儲け。
例:
カフェが本業で儲かっても、借金の利息が多ければ純利益は減っちゃう。
純利益は、会社が「最終的に手元に残したお金」。
これがプラスなら、配当を出したり、未来の投資に使ったりできます。

売上と利益の「関係」を読み解くコツ

売上と利益を見るときは、単なる数字じゃなくて「ストーリー」を想像するのが楽しいんです。

・売上が増えたのに利益が減った:
お客さんは増えたけど、広告費をかけすぎた? 値引きしすぎちゃった?

・売上は変わらないのに利益が増えた:
コスト削減に成功した? 効率がアップした?

・売上も利益も爆増!:
新しいヒット商品が出た? 市場が拡大した?
決算書は、会社の「何が起こってるか」を教えてくれる宝の地図。
売上と利益の動きを追うだけで、
「この会社、攻めてるな!」とか「ちょっとピンチかも?」なんて推理ができちゃいます。

初心者向けのワンポイントアドバイス

決算書を初めて見るなら、こんな風にアプローチしてみて

1. まずは売上高をチェック:
会社規模や成長トレンドが分かる。

2. 利益率を見てみる:
売上総利益÷売上高=粗利率、純利益÷売上高=純利益率。パーセントが高いほど、効率よく稼げてる!

3. 前年と比較:
売上や利益が去年より増えた? 減った? 理由を想像してみる。

そして、もし数字が苦手でも大丈夫。
決算書は「会社の物語」。
カフェのコーヒー1杯から、グローバル企業の売上何兆円まで、どのビジネスも「売上」と「利益」のドラマが詰まっています。

まとめ:決算書はビジネスの冒険譚!

売上は会社の「稼ぐ力」、利益は「賢く残す力」。
この2つを軸に決算書を見れば、初心者でも「この会社、どんな戦略で戦ってるんだろう?」とワクワクしながら読み解けます。次に決算書を手にしたら、数字の裏にある「物語」を想像してみてください。まるでビジネスの探偵になった気分で、楽しくなっちゃうはず!
さあ、コーヒー片手に、決算書の冒険に出発しましょう!
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