昨日は、特別支援学校に通う娘が、校外学習の日でした。
帰りは駅に迎えに行くことになっていたので、近くの駐車場に車を止め、駅に向かいました。
駅舎に着くと、ちょうど、電車が着いたところでした。
改札口から出てきた人たちの中に、気になった人がいました。
というのも、その方が、立ち止まって私の方をずっと見ていたからです。
20代ぐらいの女性でした。
元教員の自分としては「見たことあるなあ・・・教え子かな?」と思いましたが、全く思い出せません。
私の推理が始まります。
この年代で、この駅で降りるということは・・・私が〇〇中学校で勤務していた頃の教え子かな。
その中学校には、3年間だけ勤務したので、知っている顔はそう多くない、と言いたいところですが、家庭科を教えていた頃なので、全校生徒に関わっていました。
うーん、誰だろう・・・
考えているうちに、娘がやって来て、その方はいなくなっていました。
家に帰って来てからも気になります。
その女性が誰だったのかも気になりますが、パッと思い出せない自分の記憶力も気になります(笑)。
気を取り直して、夕飯の支度を始めました。
すると、料理をしているうちに「あっ、〇〇さんだ!」と思い出しました。
今19歳になると思います。
その子は、裁縫があまり得意でなく、授業中に製作課題が終わらなかったので、放課後に家庭科室に来て補習を受けていたうちのひとりでした。
教室では物静かで、休み時間も大抵ひとりで過ごしていた彼女でしたが、このときは私にたくさん話しかけてくれました。
ですが、お喋りばかりしていて課題が進まず、結局最後のひとりになるまで残っていました。
(本当は、こうして誰かとお喋りしたい子なんだろうな・・・)
そんなことを思いながら、彼女の手元を見つめていたのを思い出しました。
ああ、気づいていたら「〇〇さん?久しぶりだね!」と声をかけていたに違いありません。
彼女も、私に話しかけたかったけど、名前が思い出せなかったのかもしれないし、勇気が出なかったのかもしれません。
自分の記憶力の低下ぶりに嫌になりましたが、自分の中学校勤務時代のことを思い出し、少しだけ懐かしい思いになりました。
ひとりぼっちでいる子。
勉強が苦手で、でも質問もできず静かに苦労している子。
友達と仲たがいし、グループから弾かれてしまった子。
そういう子がどうしても気になってしまうんです。
悩んでいたり、苦しんでいたりする子の味方になり、応援したいと思っていたんですね。
今でも、それは全然変わりません。