ジェンダー迷子の長男の新たな試練

ジェンダー迷子の長男の新たな試練

記事
コラム

こんにちは、13年間保育士の仕事をしてきましたかっぱママです
今回は長男けいちゃんのお話をして行きたいと思います。

以前noteでも記事を書かせて頂きましたが、4月から小学二年生になったけいちゃんは、性別的には男の子ですが、可愛いものが大好きで、女の子っぽい所が多数あります。

しかし、自分のことは男の子と認識していて、男の子の遊びもしたりしますし、遊ぶ時は男女関係なく一緒に遊びます。
それなので、今の段階ではジェンダーが定まっておらず、ジェンダーが迷子というような感覚なのです。


昨年一年生になったけいちゃんでしたが、ジェンダーが迷子ということに加えて、HSC(HSPのChildren子供の事)という繊細な気質も持ち合わせていることなども加わっているので、幼稚園からガラッと変わった環境になかなか最初は慣れませんでした。
いわゆる小一の壁にまさに、ぶちあたった感覚でした。


新しい環境での、また新たな試練

今月は4月。今年度からけいちゃんは二年生になりました。
けいちゃんは、可愛いものが大好きで、すみっコぐらしや、ちいかわ、シナモロールなどもサンリオのキャラクターの物を着たり、持ったりしています。

髪型も可愛い髪型を希望しているので、ボブに近く、男の子からしたら長めの髪型です。

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その為、一年生の時も「けいちゃんは女の子なの?」と聞かれる事が多く、
聞かれない場合でも、女の子だと思われている事も多かったようです。

幼稚園の頃は、からかわれたりすることも多く深く傷ついてきたけいちゃんですが、

「周りからどう言われても、どう思われても、けいちゃんは好きなものを着たいし、持ちたい」

そのような強いけいちゃんの思いもありますし、
好きなものを持てないという事でストレスになって欲しく無いと言う気持ちもあり、けいちゃんの好きなようにしてもらっています。




「ママは、けいちゃんが好きな物を持ったりのが一番良いと思っているし、可愛いしすごく似合っているよ。でもこの世界には沢山の人がいて、けいちゃんの持つ物を可愛いと思う人もいるし、そう思わない人もいる。それが当たり前なんだよね。
全員に好きになってもらうのは難しいから、わからない人のことは気にしなくていいんだよ。けいちゃんがしたいようにするのが一番だし、けいちゃんが幸せなのが一番だからね。」

という話をよくしているので、けいちゃんはけいちゃんのままで良いんだと思ってくれているようでした。一年生になってからは、

「けいちゃんは男の子だけど、可愛いものが好きなんだよ」
と話せるようになりました。

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そして、一年生も後期くらいになってくると、けいちゃんという子は、
「可愛いものが好きな男の子なんだ」という事がクラスに浸透して行き、生活もしやすくなったように感じました。

しかし、学年が上がり、クラス替えや担任も代わりました。
その為、新しいクラスの友達と新たに関係を築いていかなければなりません。

4月という新たなスタートは、けいちゃんにとっては試練でもあります。




学校だけではなく、習い事などでも子供同士の関係ができていくので、習い事でも関係を築くのに大変な部分もあります。


先日、習い事で私がお迎えに行った際、けいちゃんに

「あんた男なの?すみっコぐらしなんか着てるから女じゃん。え?本当に男?すみっコぐらしなんか着てるのに?」

と聞いてきた小4の男の子がいましたが、けいちゃんは黙ったままで、その場をやりすごそうとしていました。

そこで私が、

「けいちゃんは、可愛いのが好きなんだ。可愛いものが好きな男の子もいるし、色々な子がいるんだよ。」

とその男の子に言いましたが、

「俺はかっこいいのが好きだ!」と言ったので、
「そうなんだ、かっこいいのが好きなんだね」と返しました。
「まぁ、人それぞれだよね」とその後、その男の子は言っていました。

学校でも新しいクラスで同じような事が多々起こっているようで、
けいちゃんは学校では、
「可愛いのが好きなんだって言ってるよ。」
と笑顔で言っていましたが、会う人会う人、何十回と同じようなやり取りがなされているようなので、きっと説明するのにも疲れてしまっていたのだろうと思います。

習い事の後、「さっき色々言われてしまったけど、大丈夫だったかな?けいちゃんは、そのままのけいちゃんで大丈夫だからね。」という話をしました。
けいちゃんは嬉しそうにうなずいていましたが、さほど気にしていないようでした。

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もしかしたら、まだ傷ついたりつらいと思う事もあるかもしれませんが、
そう言う時はすぐに私に言ってくるので、けいちゃんはけいちゃんなりに、否定されたり、つらい事を言われても、あまり気にしないというようなスルー力が少し身についたのかなと感じました。

たった一年ですが、かなり大きな成長だと感じます。

逆に私の方がまだ慣れておらず、習い事でそのような事を言われると、
「説明しよう!」とふと思ってしまう事があります。
私自身もっと成長していかないとな。と、けいちゃんを見ていると身が引き締まる思いがしました。

子供だけではなく、大人でも理解のない人も

子供だけではなく、関わる大人(主に保護者や習い事、学校、幼稚園の先生など)に関しては、今までも深く関わる人にはけいちゃんについて説明をしたり、話をしてきたりしました。

特に幼稚園では懇談会などで自分や自分の子供の自己紹介をする場があったので、「けいちゃんは男の子だけど可愛いものが大好きで、女の子っぽい遊びをしたり可愛い物を持ったりする事が多い」と言う話をしてきました。

その他、近所だったり習い事で関わる人など、けいちゃんが関わる頻度が多い大人に対しても、説明をすることはしています。

だいたいの方は、説明すれば理解をして、「ああそうなんだ、けいちゃんはそういう子なんだね」と受け入れてくれる事が多いですし、今は多様性の時代でもありますので、そこまでびっくりされる事も少ないです。

しかし、中には何度説明しても理解できない大人もいます。

けいちゃんのことを詳しく説明しても、
「男の子なのになんで短くしないの?美容院ちゃんと連れて行ってあげないとだめだよ」
「〇〇ちゃんが、けいちゃんのこと女の子だよって言っていたらしいよ!そういう女の子みたいな格好してるからだよ!あはは(笑)」
みたいな事を言ってくる人もいます。

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そういう人とは大人であれば、関わらないようにしたり、距離を置いたりできる事もあるかもしれませんが、親ではなく子供同士は仲が良かったり、習い事などが一緒で親子で会ったりすると、そうも行きません。
その人とも子供の習い事が一緒なので、毎週会ってしまいます。

私自身も、もう何度となく言われる度に、けいちゃんについて詳しく説明してきているので、それでもこのような発言をする人に関しては諦めています。

それこそ、色々な人がいて、理解してくれる人もいれば全然わかってくれない人もいるんだと割り切ることが必要だなと感じますね。

そういう人の発言は左から右へ聞き流す〜♫というスタイルです。




私自身もHSPの気質があるので、繊細な性格で小さなことでも傷つきやすく、気にしてしまいがちなので、なかなか苦労もしてきましたが、
けいちゃんの件で、かなり成長させてもらっているなという気持ちがしています。

まだ二年生は始まったばかりですが、今のところけいちゃんは楽しく学校に通えています。
今週は担任の先生との面談があるので、そこでまたけいちゃんが生活しやすいように、説明して相談ができればと思っている所です。

もう一年生の頃のような、傷ついたり、環境の変化などで、体調が悪くなって登校できなくなってしまうようなけいちゃんでは無くなってきていると思うので、少し安心しています。

ここまでくるのは大変でしたが、本当に親子ともども成長できた一年でした。

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