今回の実践例
「健康のためにやっていたことが
逆に体を弱らせていたケース」
まず相談者の気質
話を聞いてみると相談者は健康になりたいという気持ちがあって実際に健康法を実践しようという積極性もあり、日に1万歩のウォーキングをするくらいでとても好印象。
■実際に行っていた内容
・非加熱の穀物粉でタンパク質を摂る
・腸もみ(セルフ+定期的な施術)
・ハーブ系の下剤で1日3〜5回の排便
一見すると
「腸内環境を整える健康法」
に見える
■本人の体感
この方法をしていたとき
・体が軽く感じる
・スッキリしている感覚
があったとのこと
だから本人としては
👉「体に合っている」
と感じていたのだ
■このケース特有のポイント
今回の相談で特徴的だったのは
👉「出すこと」への心理的な評価が高かったと考えらる
もともと相談者は長い年月
・お腹の張り
・すっきりしない感覚
といった不快感があったことで
👉「出せば良くなる」
という感覚が強くなっていたと考えられるのだ
そのため
・排便回数が増える
・体が軽く感じる
これらを
👉「改善」として強く評価していたのだ
■ここに落とし穴があるのだ
結論から言うと
これは
👉「整っている状態」ではなく
👉「抜けている状態」なのだ
■それぞれの問題点と評価
① 非加熱の穀物粉食
穀物は本来
加熱して消化しやすくしてから使うものなのだ
非加熱だと
・消化負担が大きい
・吸収効率が悪い
👉 エネルギーになりにくい
最初に聞いた時には非加熱の穀物粉は粉にする時に熱が発生しないようにゆっくり製粉されたものを調理して食べているのかと思ったら、粉をスムージーに混ぜたりバナナと一緒に練って食べたりしていた様で、食事全体を言葉にすると菜食+穀物粉という食事内容だった。
実際相談者はこの食事内容で体重が10kgほど落としたようだったが元々肥満というわけでもなかった、普通体型で普通の中で多い方から普通の中で下の方まで体重が動いた感じだった。
■② 腸もみ
適度であれば
巡りを助ける作用はあるのだ
ただし
体力が落ちている状態で続けると
👉 外から無理に動かしているだけになるのだ
■③ ハーブ系の下剤(重要)
これが今回の大きなポイントなのだ
1日3〜5回の排便を
意図的に作るというのは
👉 明らかに出しすぎなのだ
■なぜ危険なのか
下剤は
単に不要物を出すだけではないのだ
・水分
・栄養
・気(エネルギー)
これらも一緒に消耗するのだ
■今回の本質
👉「出ている=良い状態」
と判断してしまっていたこと
本来見るべきなのは
・体力が保たれているか
・止めても維持できるか
■結果としてどうなるか
最初は
・軽くなる
・スッキリする
でもこれは
👉 中身が減っている状態なのだ
その状態で
普通の食事に戻ると
・処理できない
・溜まりやすい
👉 不調に変わるのだ
このケースは
「間違っていた」よりも
👉「やりすぎていた」
これが本質なのだ
■特に注意してほしいこと
下剤の常用は本当に注意なのだ
・クセになる
・腸の動きが弱る
・体力が落ちる
短期的なスッキリ感と引き換えに
長期的に崩れるのだ
■その後どうなったか
この健康法を実践後、家族の健康問題などが起きたしまった時に
それを十分受け止める力がなくてそれをきっかけに
自分の体にも今までになかった症状がでたり
急に悪いことが重なったように感じる様な事がおきたりと
1,2年の間で色々な物事が起こってしまってなんとかするので精一杯
という感じになっていたのだ。
■命縁弁証学で言いたいことは何か?
もし試した健康法が本当に正しくて元気いっぱいでメンタルも好調でストレスがかかったとしても十分対応できるような状態になっていたのなら、
家族の健康問題が起こってしまった時のストレスにも耐えられただろうし、
その後の自分の体の変調も起きなかったと考えられる。
つまり体力を失っていたことによって
変化に耐えられず崩れていったという結果になったのだ。
下剤も適切に使えば便秘の解消やそれ以外にも調整にも使える
非常に有用な物だけども
沢山使えばより効果のあるものではないのだ、
体の状態に合わせて使う事によって最大の効果がでるのだ。
体もとにかく出せばいい物でもないし、
体にいい物でも食べすぎれば負担になる
ちょうど真ん中の中庸を保つことが大事なのだ。