誰かが示し合わせた訳でもないのに国道の景色はどこでも似たようなものが広がっています。多くの企業が自社利益を考えて出店している以上、そこには合理性があるかと思われます。代表的な分野について調べてみました。
まず真っ先に思い浮かぶのは、誰しも一度は利用したことがある外食チェーン店の存在です。所謂ロードサイドに出店する狙いとしては、①車利用客を取り込める②幹線道路に面している性質上、物流コストを抑えられる③比較的広い敷地を押さえられ駐車場、倉庫にも利用できる④フランチャイズとして既に確立したフォーマットがあるため着手しやすいなどなど様々な要因があります。
あとはスタミナがつきそうなラーメンや丼物はドライバーや作業員の方々など体力を要する方々をターゲッティングしているものと推察できます。また考えてみれば昨今は代行運転があるものの、多くの人は車で来るのだからお酒をメインで楽しむお店を車前提の立地にオープンするのはちょっとセンスがないですよね。
次に思い浮かぶのは自動車ディーラーです。これも前述した外食チェーン店と似ており、敷地面積が広い点・自動車ユーザーに展示車を用いて直接アピールできる点・物流効率や搬入搬出に優れている点が挙げられます。加えてディーラーに併設している整備工場は油脂を多く扱うことから消防法で住宅街には店を構えられないといった制約があったりもします。もし火事に見舞われた際に周囲に燃え広がることや消防車が狭い住宅街に入っていけないことをケアしているものと思われます。ガソリンスタンドが住宅街にないのもこの理由です。
最後にゴルフ用品や釣り用品の店舗です。これも物流や敷地の効率性に加えてゴルファーや釣り人の行動パターンが考えられて店舗を構えていると言われております。どちらのレジャーも車で移動することが多い性質があり、一例として朝からフィールドに出て夕方頃に高速道路を利用して地元に帰ってきたその足で立ち寄ることを想定しているようです。
各企業が利益を上げるべくそれぞれの狙いを持って出店していることがよく分かります。こうした状況を見ているとアメリカのボードゲーム『モノポリー」を彷彿とさせられますね。そこにそれがある理由を考えてみると新たな視点が垣間見えることもありそうです。