サムネールに使用した写真の裏話
今回、サムネールの2枚目に使用した写真は、
福岡県にある Vin Cafe PROSPERO さんで撮影した一枚です。
・カメラ:EOS Kiss X8i
・撮影形式:RAW
・色調整:PhotoshopでPNGに変換後、DaVinci Resolveで実施
自然な調整と立体感を意識して
私が色調整で一番大切にしているのは、
「自然に見えるけれど、画に立体感が生まれること」。
今回の写真では、パンの柔らかさを残しつつ、
コントラストを強くしすぎないように調整しました。
調整中、コントラストだけだと赤みが強く出たため、
少しだけブルー方向にトーンを寄せています。
また、きゅうりの緑は、ハイライトの色味を崩さず、
彩度だけをほんのり持ち上げました。
※彩度を上げすぎると「いじった感」が出るので要注意!
明るさのバランスで立体感を演出
さらに、DaVinci Resolveのワイプ機能を使って、
・窓側のハイライトと中間トーンをわずかに明るく
・手前のバゲット周辺は、逆に少しだけ暗く
というふうに、画の中に“奥行き”と“リズム”をつけています。
色って、ほんの少しのさじ加減で、
「なんか美味しそう」や「なんかいい感じ」に変わるのが面白いところです。
日本ワインと色調整のマリアージュ
実はこの料理、東京の有名店Rで働く若手と、国産ワインのコラボディナーで撮影したもの。
この日のワインと料理のペアリングが、私の中の“日本ワイン観”を覆しました。
リゾートホテル時代、私はフランスワインの勉強をしていました。
石灰質の土壌で育つぶどうの華やかさ。
それに比べると、日本のワインには何かが足りないと思っていたんです。
でもこの日は、料理がその“足りない部分”を補っていた。
まるで料理とワインの掛け算のように、互いを引き立て合っていたんです。
色調整もまた、マリアージュ。
この写真に込めたのは、
そんな“感動のあとに、心に残る静けさ”。
「わぁ、美味しそう」
と思わず言いたくなる、光と影のグラデーション。
色調整とは、素材の魅力を静かに引き出し、
美味しさ・雰囲気・楽しさ・美しさを引き立てる、
まるでマリアージュのような存在だと、私は思っています。