“相手が忙しそうだと、自分の話を引っ込めてしまう”あなたへ。心理学が教える“邪魔をしたくない心”のほどき方

“相手が忙しそうだと、自分の話を引っ込めてしまう”あなたへ。心理学が教える“邪魔をしたくない心”のほどき方

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コラム

話したかったのに、「今じゃないか」とやめてしまう

ちょっと聞いてほしいことがあった。
でも、相手が忙しそうに見えると、「今はやめておこう」と思ってしまうことがあります。
仕事が大変そう。
家のことで疲れていそう。
せっかく休んでいるのに、こんな話をしたら悪い。
そう考えているうちに、話すタイミングを逃してしまう。
そして何日かたっても、「今さら話すほどでもないか」と、結局また自分の中にしまってしまいます。
相手を思いやることができる人ほど、自分の話を後回しにしてしまうことがあります。

相手の負担を先に考える癖がついていることがある

臨床心理学では、人は人間関係の中で、「どこまで自分を出してよいか」を少しずつ学んでいくと考えます。
忙しそうな人には話しかけない。
疲れている人には心配をかけない。
自分のことは自分で何とかする。
そうしたことを大切にしてきた人ほど、誰かに話す前に相手の負担を計算するようになることがあります。
もちろん、それは優しさでもあります。
ただ、いつも相手の余裕ばかり見ていると、自分が誰かを必要としていることまで見えにくくなってしまいます。

相手に“選んでもらう”という方法もある

「忙しそうだから話さない」と自分だけで決めるのではなく、「少し話したいことがあるけど、今大丈夫?」と聞いてみても構いません。
相手に余裕がなければ、「今日は難しい」と言ってもらえばいいのです。
こちらが相手の都合を全部予想して、最初から引っ込める必要はありません。
人間関係には、話す側が気を遣うだけではなく、聞く側が「今なら大丈夫」「今日は無理」と伝えることも含まれています。
自分の気持ちを伝えることと、相手の都合を尊重することは、両立できます。

“邪魔になりたくない”が強すぎるときは

誰かに話そうとするたび、「迷惑かも」が先に出てくるなら、その気持ち自体を少し眺めてみてください。
嫌な顔をされるのが怖いのか。
重い人だと思われたくないのか。
自分のために誰かの時間を使うことに、申し訳なさがあるのか。
ひとりではよく分からなければ、「相談したいことはあるのに、相手の都合ばかり気になってしまう」と、そのまま話してみるのもひとつです。
話してみて初めて、「私はずっと、邪魔にならないようにしてきたんだな」と気づくこともあります。
誰かの時間を少し借りることは、迷惑をかけることと同じではありません。
自分の話にも、誰かに聞いてもらうための場所があってよいのだと思います。

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