“人といると疲れるのに、ひとりだと寂しい”あなたへ。心理学が教える“近づきたい・離れたい心”との付き合い方

“人といると疲れるのに、ひとりだと寂しい”あなたへ。心理学が教える“近づきたい・離れたい心”との付き合い方

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コラム

会いたかったはずなのに、会うと早く帰りたくなる

ひとりで過ごしていると、誰かと話したくなる。
友人から誘われるとうれしいし、会う前は楽しみにしている。
ところが実際に会ってしばらくすると、だんだん疲れてきて、「そろそろ一人になりたい」と思うことがあります。
そして家に帰ってホッとしたはずなのに、夜になると今度は少し寂しくなる。
「私は人が好きなのか、嫌いなのか分からない」と戸惑う人もいるでしょう。
でも、人とつながりたい気持ちと、自分だけの時間がほしい気持ちは、矛盾しているようで、どちらも自然なものです。

心には、“近づきたい”と“離れたい”が同時にある

臨床心理学では、人の気持ちはひとつに決まっているものではなく、相反する気持ちが同時に存在することがあると考えます。
人と話せば安心する。
でも、相手に合わせ続ければ疲れる。
ひとりなら気楽です。
でも、誰ともつながっていない感じがすると心細くなる。
どちらかが本当で、どちらかが間違いなのではありません。
「人が好きなら疲れないはず」「ひとりが好きなら寂しくならないはず」と決めてしまうと、自分の感覚が分からなくなってしまいます。

“人付き合いか孤独か”の二択にしなくていい

疲れるからといって、すべての付き合いを減らす必要はありません。
反対に、寂しいからといって、予定をいっぱい入れる必要もありません。
1時間だけ会う。
電話で少し話す。
同じ場所にいて、それぞれ別のことをする。
そんな関わり方もあります。
大切なのは、「どれくらい人とつながると、自分は心地よいのか」を知っていくことです。
人との距離には、正しい近さがあるのではなく、その人に合った近さがあります。

自分にちょうどいい距離は、話しながら見つかることもある

人といるといつも疲れるなら、「誰といても同じなのか」「どんな場面で特に頑張っているのか」を考えてみてください。
沈黙を埋めようとしている。
楽しそうに振る舞っている。
相手の気分を気にし続けている。
そんなことが見えてくる場合があります。
ひとりでは分かりにくければ、「人といると疲れるのに、ひとりだと寂しい」と、その矛盾した気持ちごと誰かに話してみてもよいでしょう。
人を遠ざけるか、無理して近づくかではなく、自分が安心できる距離を探していく。
それも、人と長くつながっていくための大切な方法なのだと思います。

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