“楽しみにしていたのに当日になると行きたくない”あなたへ。心理学が教える“出かける前の心の重さ”の扱い方

“楽しみにしていたのに当日になると行きたくない”あなたへ。心理学が教える“出かける前の心の重さ”の扱い方

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コラム

楽しみだったはずなのに、急に気が重くなる

友人と会う約束をした。
行きたかった場所を予約した。
予定を立てたときは楽しみだったのに、当日になると急に出かけたくなくなることがあります。
支度を始める気になれず、「面倒だから断りたい」と思ってしまう。
それでも、相手に悪い気がして無理に出かける。
あるいは予定を断り、あとから「自分は人付き合いができない」と落ち込む。
しかし、直前に気が重くなることと、その予定を本当は楽しみにしていないことは、同じではありません。

心は、楽しさより先に負担を計算する

臨床心理学では、人はこれから起こる出来事を想像し、必要な心の準備をすると考えます。
何を着ていくか。
どんな話をするか。
疲れたらどうするか。
遅れずに行けるか。
楽しみな予定であっても、出発前の心は、そこに伴う負担を一つずつ計算しています。
特に、普段から人に気を遣いやすい人や疲れがたまっている人は、楽しさよりも準備の大変さを強く感じることがあります。
「行きたくない」という気持ちは、心が休息や余裕を求めている知らせなのかもしれません。

行くか断るかを、すぐ決めなくてもいい

気が重くなったときは、まず「絶対に行く」「全部やめる」の二択から少し離れてみてください。
支度を一つだけ始める。
集合時間を少し遅らせてもらう。
滞在する時間を短くする。
途中で帰ってもよいと決めておく。
予定を小さく調整すると、心の負担が下がる場合があります。
それでも身体が強く疲れているなら、休む選択も必要です。
予定を守ることだけでなく、今の自分の状態を確かめることも大切な判断です。

気が重くなる理由を、言葉にしてみる

毎回のように予定の直前で苦しくなるなら、何が負担なのかを整理してみてください。
出かける準備が大変なのか。
会う相手に緊張しているのか。
帰宅後の疲れが怖いのか。
ひとりで考えても分からないときは、「なぜか行きたくなくなる」と誰かに話してみるのもひとつです。
話しているうちに、楽しみな気持ちと不安な気持ちの両方が見えてくることがあります。
直前に揺れる自分を責めるより、心が何に備え、何から守ろうとしているのかを丁寧に確かめてよいのだと思います。

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