褒められているのに、落ち着かない
「すごいですね」と言われても、素直に喜べない。
「たまたまです」
「そんなことないです」
そう返してしまう。
本当は少しうれしいのに、すぐに否定してしまう。
そんな経験はないでしょうか。
褒められることが苦手な人は、意外と少なくありません。
それは性格がひねくれているからではなく、自分を厳しく見るクセが関係していることがあります。
自分に厳しい人ほど、成果を小さく見積もる
心理学では、人はこれまでの経験をもとに、自分への見方をつくっていくと考えます。
「もっと頑張らなきゃ」
「まだ足りない」
「失敗しないようにしなきゃ」
そうやって過ごしてきた人ほど、自分の頑張りを当たり前のものとして扱いやすくなります。
すると、他人から評価されても、「いや、まだ全然」と感じてしまうのです。
周りから見れば十分頑張っていても、自分の中の基準が高すぎることがあります。
褒め言葉を受け取るのは、甘えではない
褒められたときに、「調子に乗ってはいけない」と感じる人もいます。
でも、褒め言葉を受け取ることは、自分を甘やかすことではありません。
自分の努力や存在を、少し認めるということです。
「ありがとう」と言ってみる。
すぐに否定せず、少しだけ心に置いてみる。
それだけでも、自分への見方は少しずつ変わっていきます。
自分を厳しく見ることだけが、成長につながるわけではありません。
少しずつ、自分の味方になる
自分に厳しい人ほど、心の中に強い批評家を持っていることがあります。
その声は、これまで自分を守ってくれたものかもしれません。
でも、ずっと責め続けられると、心は疲れてしまいます。
誰かに話すことで、「そこまで自分を責めなくてもいいのかもしれない」と気づくこともあります。
褒められても受け取れないときは、まず「受け取れない自分」を責めなくて大丈夫です。
少しずつ、自分の頑張りを自分でも見てあげること。
それが、心をゆるめる小さな一歩になるのだと思います。