年齢とともに身体は衰えていくもので、誰であっても介護が必要になる時期が来ます。
介護を受ける側もストレスを感じることが多いでしょうが、介護をする側もストレスを感じることが多いのです。
介護状況に関する厚生労働省の調査によると、在宅介護をおこなっている介護者のうち実に7割近くの方が悩みやストレスを抱えているという結果になりました。
介護は子育てと違って終わりが見えないため、家族が抱えるストレスや不安は大きくなります。
そのため、介護を気持ちよく行うためには、介護者のストレスを解消することが重要です。
在宅介護は家族や介護スタッフなどが協力して行うものですが、一人で抱え込んでしまう方も少なくありません。
何かがあっても相談する人がいないので、良かれと思ってやったことなのに要介護者に伝わらなくて気持ちがイライラしたり、思わずきつい言葉を投げかけてしまって冷静になって自己嫌悪に陥ることもあるでしょう。
すると、どんどん精神的に追い詰められて、介護者自身が精神や体調に不調を感じてくる場合もあります。
この動画では、親の介護のストレスで予想外の出費に苦しむ60代の夫婦の事例を踏まえ、対策も3つご紹介します。
しっかり理解すれば、皆さんの老後の不安は少しは和らぐでしょう。
親の介護はやって当たり前?
首都圏在住の67歳のAさんは年金を受給中の無職です。
63歳の奥さまはパートで働いています。
65歳まで再雇用制度を利用して働いていたAさんは、現在、別居している95歳のAさんのお母さまを介護しています。
Aさんは再雇用の退職後に、自分が中心となって実母の介護を始めました。
それまでの約2年は奥さまが介護をしてくれていましたが、骨折をきっかけにお母さまが車椅子生活となり、奥さまが介護をすることが難しくなり、Aさんが退職したことをきっかけとしてAさんが主体となって介護をすることになりました。
思わぬ出費だらけの遠距離介護生活
首都圏出身のAさんは高校を卒業後に東京の大学に進学しました。
大学を卒業後も東京の企業に就職してしまい、引き続き東京に暮らすことになりました。
同じ会社で働いていた奥さまと結婚した後も東京の郊外にマイホームを購入し、地元に戻ることはありませんでした。
Aさんには弟さんがいますが、転勤族で実家に戻ることもなく、東京から電車で1時間のご実家には、Aさんのご両親がふたりで暮らしていました。
Aさんのお父さまがお亡くなりになったあともAさんのお母さまはご実家で一人暮らしをしていました。
お母さまに介護が必要になったときや車椅子生活となったときも、Aさんはお母さまに同居を持ちかけましたが、住み慣れた家から離れたくないというお母さまの要望でお母さまは一人暮らしを続けていました。
ヘルパーさんや訪問介護の手伝いも受けながらですが、Aさんはほぼ毎日お母様の生活の手伝いに通っています。
ヘルパーさんや訪問介護の費用とお母さまの生活費はお母さまの年金などでまかなえており、Aさんの費用負担はありませんが、毎日の交通費の負担が家計を圧迫しています。
また毎日のご実家通いがストレスとなることや働いているときと生活リズムが似ているため、最寄りの駅からご自宅まで帰宅する間に現役時代のように居酒屋で一杯引っ掛けてしまうことが多くて
その費用もバカにならなくなってしまっています。
そんな生活を続けていたら…
Aさんご夫婦はAさんの65歳の離職時には、今までの貯蓄で何とか暮らしていけると思っていました。
しかし、この2年ほどの間でその貯蓄は200万円も減ってしまいました。
老後資金である貯蓄の減り方のスピードが速く、自分たちの老後の生活が不安で心配になってきました。
親の介護貧乏にならないためにはどうしたらいいのか?
幸い奥さまが年金生活に入っても奥さまのパート代と年金の金額が変わらないため、Aさんご一家の月の収入は今とほとんど変わらない予定です。
しかし、それで安心というわけではありません。
今のうちに毎月の赤字をなくしておかないと、老後資金がどんどんなくなってしまうということです。
では、Aさんご夫婦はどのような対策をすればいいのでしょうか?
そのためには、いくつかの対策があります。
対策 その1
外食の頻度を減らし介護の休日をつくる
居酒屋への寄り道は明らかに無駄遣いです。
とは言っても、気分転換の意味もあるでしょう。
全てやめろとはいませんが、少し頻度を抑えることで老後資金の減少を抑えることができます。
対策 その2
週に数日はAさんの休日をつくる
介護は思っているよりも重労働ですから、休める日をつくってAさんも体調を整えましょう。
ヘルパーさんや訪問介護の人が確保できるかにもよりますが、交通費も減らすことができます。
対策 その3
お母さまとの同居を検討する
一緒に暮らすとなると考えなくてはならない問題も多く、現実的には難しい問題かもしれません。
しかし、
交通費の削減や老後資金の減少を食い止めるには効果的です。
介護のストレスをなくすことにより無駄遣いを減らすこともできる
ストレス解消法のアンケートの結果をみると、解消法の第1位は「食べること」でした。
好きなものを食べることで、少しは気持ちが楽になるかもしれません。
第2位は「音楽を聴くこと」です。
音楽にはリラックス効果があるので、介護の合間には好きな音楽を聴いてみましょう。
第3位以下は、
「運動」「旅行」「カラオケ」などになっています。
要介護の高齢者を介護している家族の約50%の方が「ほとんど終日」「半日程度」を介護に費やすと回答しています。
これが要介護4以上になると約65%にも上り、ほとんど毎日つきっきりで介護をしているのです。
そのような状態だと介護者は自分の時間がとれずにストレスを溜めこんでいくことになります。
ストレスと金銭的な問題をなくして安心して介護できるようにする
介護には精神的なストレスがつきものです。
ストレスだけでも介護する方にとっては辛いことなのに、ストレスが原因で金銭的な問題までできてしまうと、介護する方の老後まで脅かすことになります。
たかがストレスと侮っていると、そのほかの色々な問題も併発してきてしまいます。
そうならないようにも、ストレスを上手に解消し介護をするようにしましょう。
いかがでしたでしょうか?
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最後までご覧いただき、ありがとうございました。