みなさんこんにちは、nobu974です。今日も小論文解答例を書いていきます。
この解答例は私が0から作るのではなく、生徒が提出した原案を修正・加筆したものになります。指導の時によく「小論文の力をあげるには良い小論文のイメージを持つことだ」という話をします。その中で、自分が書いた小論文がこういう風にいい感じになるというモデルがあるのは非常に大切だと考えています。
題「日本の農業におけるIoT技術が導入されようとしている背景」(農学系)
日本の農業就業人口は2000年の時点で約400万人だったのが、2017年時点で200万人を下回っている。このように農業従事者が減少する理由は主に2つある。
1つは旧来政府によって行われた農業保護政策が国際的圧力によって変更を余儀なくされたからだ。以前は関税の優遇や農作物の価格保証によって一定の経営が保障された。しかし、日本のWTO加盟による農産物の貿易自由化の進行にともない、上記のような保護政策継続が困難になった。その結果、国際的に競争力の低い国内農業では採算を取れなくなっている。
もう1つは農業従事者の高齢化と後継者不足だ。上記に挙げた保護政策の逓減により、専業農家で生計を立てることができない。農業の収入を増やそうとすれば、農地の大規模化も選択肢に入るが、それには相応の資金が必要であり、将来的な大幅な増収が見込めない限り借金のリスクは背負いにくい。
以上のように、今日の日本の農業は、農業従事者の高齢化と人手不足という問題を抱えている。今後IoT技術などを活用しこの問題を解決しなければ日本の農業は衰退するだろう。(446字)