「大丈夫?」の一言で、また許してしまう
彼からLINEが来たのは、夜の10時を過ぎてからだった。
朝に送った私のLINEは、夕方まで既読にもならなかった。
「忙しいのかな」
「仕事、大変なのかな」
「私が気にしすぎなのかな」
そう思おうとして、何度もスマホを伏せた。
でも、気づくとまた画面を見ている。
既読がついたかどうか。
通知が来ていないか。
最後に送った言葉が重くなかったか。
たったそれだけのことで、心が一日中落ち着かなかった。
そして夜。
彼から届いたのは、短いLINEだった。
「ごめん、今日バタバタしてた」
「大丈夫?」
その一言を見た瞬間、胸の奥が少しだけゆるんだ。
怒っていたはずなのに。
寂しかったはずなのに。
本当は、もっと話を聞いてほしかったはずなのに。
「ううん、大丈夫だよ」
私は、そう返してしまった。
本当は、大丈夫じゃなかった。
でも、ここで責めたら嫌われる気がした。
面倒くさいと思われる気がした。
また距離を置かれる気がした。
だから私は、何もなかったふりをした。
彼は、冷たい人ではない。
たまに優しい言葉をくれる。
会えば笑ってくれる。
「好きだよ」と言ってくれる日もある。
だから余計に、苦しくなる。
完全に冷たければ、諦められるのかもしれない。
でも、たまに優しい。
たまに甘い。
たまに私を大切にしてくれるように見える。
その「たまに」があるから、離れられない。
「本当は私のこと、好きなんだよね」
「忙しいだけだよね」
「私がもっと分かってあげればいいんだよね」
そうやって、自分の寂しさを何度も飲み込んできた。
でも最近、ふと思う。
私は彼のことを信じたいのか。
それとも、信じていないと壊れてしまうから、必死にしがみついているのか。
彼の一言で安心して、
彼の未返信で不安になって、
彼の機嫌で一日が左右される。
そんな恋をしている自分が、少しずつ疲れてきた。
好きなのに苦しい。
会いたいのに、会った後のほうが寂しい。
言葉はあるのに、なぜか心が満たされない。
その理由を、私はまだうまく説明できない。
でも確かに、心のどこかで感じている。
「このままで、本当にいいのかな」
恋をしていると、相手の言葉を信じたくなります。
「好き」
「大事」
「会いたい」
「忙しいだけ」
その言葉に救われることもあります。
でも、言葉があるのに不安が消えないなら、
あなたの心が弱いからではありません。
言葉と行動の間に、少しずつズレを感じているのかもしれません。
そしてその違和感は、無視しなくていいものです。
もし今、同じように
「大丈夫って言ってしまうけど、本当は大丈夫じゃない」
「優しい言葉があるのに、なぜか寂しい」
「彼を責めたいわけじゃないけど、心が苦しい」
そんな気持ちを抱えているなら、
ひとりで抱えなくても大丈夫です。
心葉(ここは)では、
あなたの気持ちを否定せずにお聞きしています。
まとまっていなくても大丈夫です。
泣きながらでも大丈夫です。
同じ話を何度しても大丈夫です。
あなたの心に、そっと寄り添います。