AirTagで浮気はわかる?思わぬ違法リスクと、安全に証拠を集めるコツ

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「最近の行動がいつもと違う」「本当に仕事?」―不安が募ると、Appleの“AirTag(エアタグ)”で居場所を追えば早く真相に近づける気がしてきます。

しかし、相手の同意なく使えばプライバシーの侵害やストーカー規制法違反に当たるおそれがあり、発覚すると刑事・民事の両方で大きな問題になります。しかも、そうして集めた情報は裁判で役に立たない場合が多いのが実際です。

この記事では、AirTagに頼る危うさと、揉め事を大きくしないための安全な証拠の集め方を、探偵の立場からわかりやすくお伝えします。

なぜAirTagが“使えそう”に見えるのか

AirTagは本来、鍵やバッグの紛失防止のための小さなタグです。iPhoneの「探す」アプリとつながり、周囲のApple端末を経由して位置がわかります。電池も長持ち。

SNSには「車に入れてみた」「カバンで位置が追えた」といった投稿もあり、つい真似したくなります。ですが、本人に無断で位置を追う行為は一線を越えやすく、トラブルの種になります。

AirTagで浮気調査――ここが問題

・プライバシーの侵害
相手の了解なく位置を集め続けることは、プライバシーを踏みにじる行為と受け止められやすく、のちに慰謝料請求につながることがあります。

・ストーカー規制法に触れるおそれ
持ち物や車にこっそりタグを入れて居場所を把握する行為は、状況によって違反行為とみなされることがあります。警告や禁止命令、悪質と判断されれば逮捕に至る例も報じられています。

・別の法律にも引っかかる可能性
アカウントの不正利用など、やり方によっては不正アクセス禁止法など別の法律まで問題になります。軽い気持ちの行動が、想像以上に重い結果を招きます。

AirTagの位置データは“決め手”になる?

裁判では、法律にそって集められた、内容が確かな証拠が評価されます。

無断で集めた位置情報は、たとえ事実に近くても採用されないことがあります。さらに、位置だけでは「誰と何をしたのか」までは示しにくく、不貞の証明として弱いのが現実です。

つまり、AirTagだけに頼ると「期待したほど使えない」どころか、自分が不利になる流れもありえます。

探偵の調査はここが違う

探偵は、法律にそった尾行・張り込み・必要な聞き取りなどで事実を積み上げます。撮影した写真や動画、日時や場所の記録を流れが追える形でまとめ、調停・訴訟でも出せる調査報告書としてお渡しします。

「どこに行ったか」だけでなく、「誰と」「どのように過ごしたか」まで、裏づけをセットで残すことがポイントです。

自分でやると起きがちな落とし穴

・感情が先走る
問い詰めや過度な追跡で相手が警戒し、証拠が取りづらくなります。

・バレやすい
経験や準備が足りず、関係が決定的にこじれることがあります。

・法律を見落とす
本人は軽い行為のつもりでも、結果的に事件化する危険があります。

相談から調査までの流れと費用の目安

・ご相談(多くは無料)
状況や目的(事実確認/慰謝料請求/離婚準備など)を整理し、ムダを省いた段取りをご提案します。

・調査の実施~ご報告
計画にもとづき調査を行い、写真・動画・行動の時間軸をまとめた報告書をお渡しします。必要に応じて弁護士連携にも対応します。

・費用感
料金は、対象者の警戒度・行動範囲・必要人員・期間で大きく変わります。
時間制:かかった時間に応じて精算。短期の見極めに向きます。
成功報酬型:成果が出た場合に報酬が発生。条件や「成果」の定義を事前に確認しましょう。

見積り時に優先順位(何を先に押さえるか)を共有すると、費用を無駄にしにくくなります。

まとめ:AirTag頼みは危険。解決を急ぐほど、プロへ

AirTagはあくまで紛失防止用。浮気調査に流用すると、違法の落とし穴にはまりやすく、集めた情報も使いづらいことが少なくありません。

一方で、探偵の調査は合法で、後で使える形で事実を残します。関係をこれ以上こじらせないためにも、まずは一度ご相談ください。状況に合わせて、安全で現実的な進め方をご案内します。

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