先日は天皇陛下のお誕生日であり、全国が祝日となりました。
写真に記されていた「松樹千年翠(しょうじゅ せんねん みどり)」とは、松が千年を経てもなお青々としているように、末永いご健康とご長寿を願う吉祥の言葉です。
今回は、四柱推命と紫微斗数なの視点から、今上陛下の御運勢をあくまで「象意」として静かに拝察してみたいと思います。
※占いは未来を断定するものではなく、人生の流れを読み解く一つの視点です。
■ ご実家の親と兄弟
宮内庁より、今上が午後4時15分にご誕生されたと公表されています。
つまり、「辛巳」の日にお生まれになっています。
これは「火が金を鍛える」象意を持ち、強い責任や試練の中で人格が磨かれていく星回りとされます。
歴史上では清の乾隆帝や、アメリカ大統領フランクリン・ルーズベルトも同様の干支を持つとされ、強い責任と重圧の中で使命を果たす星回りと解釈されることがございます。
ご両親を示す「父母宮」には、生来より「禄」と「権」が備わり、家系からの強いご加護と支えを示唆します。申すまでもなく皇室にお生まれになったこと自体が、重い歴史と責務を背負われるご運命であったと言えましょう。
「兄弟宮」には、天同化忌と天梁の象意が重なります。天同は本来福星でありながら、化忌は内面の葛藤や立場上の緊張を示すことがございます。天梁は孤高の星とも言われ、二星が重なることで、表面は穏やかでもそれぞれが重責を担う立場ゆえの距離感が生じやすい配置と読めます。ただしこれは占術的象意の一解釈に過ぎません。
■ 海外とのご縁と責務
1983年には驛馬星が動き、海外とのご縁が強まる運気。
実際に英国へご留学されましたが、皇室のご事情により学業を中断してご帰国されました。
「自分の道」よりも「背負うべき役割」を優先される流れが、命式にも表れているように感じられます。
■ ご結婚と子どもの星
1993年には夫妻宮に吉星が巡り、ご成婚という大きな節目を迎えられました。その年には夫妻宮に太陰化科が巡り、太陰は気品と慈愛を象徴する星であり、美しく聡明な方とのご縁は、まさに月の光のように静かで深い結びつきと読めます。
そして2001年。
ご成婚から八年を経て、ようやく皇女がお生まれになりました。命盤上、子女宮に主星がなく地空が入る配置しているため、その後新たなお子さまのご誕生はございません。
■ 2019年の御即位
2019年、御即位という歴史的節目を迎えられました。
命盤上では大きな派手さよりも、「動き」を示す星が静かに働いています。
これは、時代の転換が劇的というよりも、静かに受け継がれていく流れであったことを象徴しているのかもしれません。