こんにちは。ヤマモトです。
これまで「現状を疑え」「ツールを入れろ」「自動化しろ」と、偉そうなことを散々言ってきました。
社内の仕組みも、だいぶマシになったはずです。
しかし、最後に一つだけ問題が残っています。
あなた自身の指先です。
どれだけ最新のクラウドを入れても、その前であなたが「ポチ……ポチ……」とキーボードを探して叩いているなら、それはまるで
「フェラーリに乗って時速5kmで走っている」ようなものです。
難しい設定は一切不要。明日から職場で「速すぎて何してるか見えない」と言われるための、小さなテクニックを紹介します。
その1:辞書登録という「合法カンニング」
これ、「知ってるよ」と思った方。
あなたは本当に使い倒せていますか?
私はかつて、愚直なサラリーマンでした。
「よろしくお願いいたします」
これを毎日100回打っていました。おかげでキーボードの「よ」「ろ」「し」のキーだけ文字が消えかけました。
これは美徳ではありません。ただの自傷行為です。
辞書登録は、タイピングを減らすための「合法的サボり」です。
・「おせ」→「お世話になっております。」
・「おね」→「お願いいたします。」
・「じゅうしょ」→「東京都〇〇区〇〇 1-2-3 △△ビル 4F」
・「める」→「yamamoto@example.com」
どうでしょう。「おせ」と打ってエンターキーを押す快感。
数文字で長文が召喚される様は、もはや魔法です。
これでもう、「尾根ギアいたします」という誤変換を送って、客先で話題になるリスクもゼロになります。
その2:「Win + V」はタイムマシン
Windowsをお使いの方。
今すぐ「Windowsキー」を押しながら「V」を押してみてください。
……何か出てきましたか?
「クリップボードの履歴」が出てきたはずです。
通常のコピぺ(Ctrl+C / Ctrl+V)は、「上書き保存」の世界です。
新しくコピーした瞬間、前のコピー内容は虚空へ消え去ります。
だから我々は、名前をコピーして貼り付け、また画面を切り替えて住所をコピーして貼り付け……という「Alt+Tab反復横飛び」を強いられてきました。
目が回ります。
しかし「Win+V」は違います。
過去にコピーした履歴が、そこに残っているのです。
1.名前をコピー
2.住所をコピー
3.電話番号をコピー
4.入力画面に移り、「Win+V」で名前、住所、電話番号を次々に呼び出して貼り付ける
これはもはや、コピペ界のタイムマシン。
「さっきのコピー、消しちゃった!」という絶望から、人類は解放されたのです。
その3:3回書いたら「伝統芸能」
メールの返信、日報、議事録の案内。
「これ、前にも同じようなこと書いたな」
人生で3回そう思ったら、それはもう新しく書いてはいけません。
「毎回微妙に変えるのが誠意だ」とか思っていませんか?
相手はそこまで読んでません。
・テンプレートとして保存する
・メールソフトの「署名」に本文ごと登録する
特に「署名」機能を使うのはおすすめです。
「署名:お詫びメール用」を選ぶと、謝罪文が署名として挿入される。
心のこもった謝罪が、クリック一つで完了します。
まとめ:サボることは正義だ
私が伝えたかったことは、たった一つです。
「楽しようぜ」
これに尽きます。
日本人は勤勉です。苦労することを美徳としがちです。
でも、1時間かかる作業を10分で終わらせて、残りの50分でコーヒーを飲む。
あるいは、早く帰って子供と遊ぶ。
そのための工夫を「手抜き」と呼ぶなら、私は喜んで手抜き王になります。
指紋が消えるまでタイピングしても、給料は上がりません。
でも、その時間を「考える仕事」や「大切な人」に使えば、QOL(人生の豊かさ)は爆上がりです。
まずは「おね」で「お願いいたします。」が出るところから。
その小さな快感が、あなたを「効率化の沼」に引きずり込む第一歩になることを祈っています。