全身麻酔をこれから受けられる方にとって、実際ってどんな感じか気になりませんか?
受けたことがある方も、意識がなくなってからどんなことがあるのか気になりますよね?
元手術室看護師の私が教えます!
麻酔は手術室に入る前から準備が始まっていますが、今回は手術室に入るところからご説明します。
まず、入室前に本人確認があります。
「名前」「どこの手術を受けるか」を確認します。
自ら名乗ってもらうことで間違いを防ぎます。
さらに腕に巻いているバーコードでシステム上の名前とも照らし合わせます。
ここで入室となり、手術室の中でもバーコードで本人確認をします。
ベッドに横になってもらい、腕にルート(薬を入れるための針)が入っていなければ、手術室内で挿入します。病棟で入れてくる場合が多いですが、これは病院によってルールが異なります。
入っていれば、すぐに麻酔をかけることになります。
麻酔科医が口に酸素マスクを置きます。
映画やドラマなどでよくあるシーンです。
勘違いされる方もいるかもしれませんが、あれはただの酸素です。(手術によっては麻酔が出ていることもあります。)
高濃度の酸素を投与することで、挿管時の酸素投与ができない時でも血中の酸素飽和度が下がらないようにするために行います。
薬剤を投与して、眠りにつかせ、筋肉を弛緩させます。
2種類の薬を使用します。
プロポフォールとロクロニウムというお薬です。
本人の苦痛を回避するために眠りについてもらい、筋肉が刺激によって反応すれば、安全な手術が行えないために筋肉を弛緩します。
完全に脱力状態になり、完全に意識がなくなります。
ここから挿管になります。
挿管
挿管とは気道にチューブを挿入することです。
筋肉を弛緩させてしまうことで、患者の体は自ら呼吸することができなくなってしまいます。
なので挿管が必要です。
挿管まではバックブルブマスクと言われるマスクで手動で口から酸素を入れます。人工呼吸器を簡単な器具で行うイメージです。
挿管するのは一瞬で麻酔科医がキメます。
ここで看護師と麻酔科医の息を合わせてチューブを気道にいれ、麻酔器に繋げます。麻酔器は人工呼吸器の機能があるので、呼吸を管理しつつ、全身の状態を麻酔科医が管理します。
体位変換・膀胱留置カテーテル挿入
意識がなくなると、大体の手術では尿道に管を入れます。これにより、尿が出てもバッグに溜まっていくというシステムです。
体位変換は手術部位によって手術をやりやすいように体勢を整えます。
ここまでできると、手術を執刀する先生は手を洗いに行きます。
先生が手を洗いに行っている間は、看護師が手術で使う機械をセッティングしたり、照明を合わせたりします。
手術開始
執刀医の準備ができると、手術部位を消毒し、手術の概要を発表します。
よくドラマで見るやつです。〇〇さん、どこどこの手術、麻酔科医の準備状況を確認、機械出し看護師の準備確認して、スタートになります。
簡単な概要はこんな感じです。
おそらく、手術を受ける方は不安でいっぱいだと思います。
周りに人がたくさんいるし、見慣れない大きな機械がずらりと並んでいます。
もっと詳しく聞きたい方はメッセージください!
今全身麻酔を受ける方の不安を解消するためのサービスを作成しているので、ぜひご利用ください!
近日中にアップします!