自分を認められないのはなぜ?|私がネガティブな感情を受け入れる3つの手順

自分を認められないのはなぜ?|私がネガティブな感情を受け入れる3つの手順

記事
コラム
人間関係で傷ついても、

「相手にも事情があったはず」
「いつまでも怒っている私がおかしい」

と、自分の気持ちを打ち消していませんか。

怒りや恨みを抱く自分が許せない。
前向きに考えても、苦しさが残る。
本当はどうしたいのかも分からない。

「自分を認めましょう」
「ありのままの自分を受け入れましょう」

そう言われても、できない自分を
さらに責めてしまうこともあるでしょう。

自分を認めるとは、
前向きな自分だけを好きになることではありません。

怒りや恨み、悲しみも、
今の自分に起きている大切な感情です。

それなのに、

「こんな感情は持ってはいけない」
「怒っている私は、嫌な人間だ」

と否定してしまうと、
感情だけでなく、その感情を持った自分まで
認められなくなってしまいます。

自分を認めるためには、
好きになれない感情も置き去りにせず、

「私は今、こう感じている」

と、その存在を受け入れることが必要です。

これは、感情を正しいと考えたり、
感情のまま行動したりすることではありません。

好きになれない感情があっても、
その感情を持つ自分まで否定しないことです。

私も長い間、自分の本音が分かりませんでした。

本当は何を感じているのか。
これから、どうしたいのか。

自分に問いかけても、
答えが出てこなかったのです。

その理由は、本音がなかったからではありません。

怒りや恨み、悲しみを、
「あってはいけない」と否定していたからでした。

この記事では、自分を認められなかった私が、
ネガティブな感情を受け入れるために行った
3つの手順をお伝えします。

感情を無理に消す方法ではありません。

どのような感情が出てきても、
自分まで否定しないための第一歩です。

「自分の感情を認めること」が一番難しかった


私は長く生きづらさに悩み、
カウンセラーになるための勉強を始めました。

ところが、自分の心を見ようとすると、
いつも途中で止まってしまいます。

10代の学生生活で
辛かったことを思い出そうとしました。

でも、過去を振り返っても、思い出せない。
考えても、自分の気持ちが分からない。

「本当はどうしたいの?」

そう問いかけても、
何も浮かんできませんでした。

学びの中で何度も言われたのが、
「まず、自分の感情をありのまま認めること」

言葉の意味は分かります。
けれど、私にはできませんでした。

怒りや恨みに気づいた瞬間、

「そんなことを思ってはいけない」
「相手にも事情があったはず」
「いつまでも怒っている私はおかしい」
「感謝できることもあったから」

と、すぐに感情を打ち消していたからです。

怒りを感じる自分より、
周囲から正しいと思われる自分でいたい。

そうやって私は、
ネガティブな感情を見ないようにしていました。

ネガティブな感情を認めると、価値がなくなるように感じる理由


自分を認められない背景には、
感情と自分の価値の混同があります。

たとえば、怒りを感じたときに、

「私は今、怒っている」

と捉えるのではなく、

「怒っている私は、ひどい人間だ」
「こんなことで怒るなんて、恥ずかしい」

と、自分の存在自体を評価してしまう状態です。

怒りは、一時的に心に起きている感情です。

それなのに、怒りを認めることが、
悪い自分を肯定するように感じられてしまう。

怖いですよね。

私も怒りや恨みを認めたら、
自分が嫌な人間になってしまう気がしました。

そのため、無意識に意識をそらし、
感情をなかったことにしていたのです。

これは、ただ感情から逃げていたのではありません。

嫌な自分にならないように、
自分を守ろうとしていた反応でもありました。

アダルトチルドレンの思い込みが隠れていることもある


自分の感情より、親や周囲の反応を
優先して育った方もいます。

怒ったら嫌われる。
泣いたら怒られる。
良い子でいなければ受け入れてもらえない。

子どもにとって、
親との関係は簡単に離れられないものです。

そのため、安心して過ごすために、
自分の感情を抑えることがあります。

本当は悲しくても、笑う。
腹が立っても、何も言わない。
苦しくても、「大丈夫」と答える。

当時は、それが自分を守る方法だったのです。

けれど、その反応は大人になっても、
無意識の思い込みとして残ることがあるのです。

「前向きな感情は持ってもいい」
「ネガティブな感情は持ってはいけない」
「良い自分でなければ、受け入れてもらえない」
「わがままな本心を出したら認められない」

この思い込みがあると、
怒りや悲しみが浮かぶだけで不安になります。

そして、感情を感じる前に、無意識に
相手を理解しようとしたり、
前向きに考え直したりするのです。

アダルトチルドレンは、
医学的な診断名ではありません。

子どもの頃に身につけた考え方が、
現在の生きづらさにどう影響しているのか。

それを理解するための一つの視点です。

感情を認められないのは、
あなたが弱いからとは限りません。

かつての自分が、周囲との関係を守るために
身につけた「思考のクセ」である場合もあるのです。

まずは、その可能性に気づくこと。

それだけでも、
責める見方から理解する見方へ変わっていきます。

自分を認めるとは、感情を評価せずに受け止めること


自分を認めるというと、
長所や頑張りを褒めるイメージがあります。

もちろん、それも大切です。

ただ、前向きな自分だけを認めても、
自分全体を受け入れたことにはなりません。

怒りや嫉妬、恨み、悲しみも、
今の自分に起きている感情です。

それらを「あってはいけない」と否定すると、
自分を認めるために条件がついてしまいます。

「優しい私なら認められる」
「頑張っている私なら価値がある」
「ネガティブな私は認められない」

これでは、怒りや悲しみが出るたびに、
自分の価値まで揺らいでしまいます。

ネガティブな感情を認めるとは、
その感情を好きになることではありません。

怒りが出てきたら、

「私は今、怒っているんだな」

悲しみが出てきたら、

「私は今、悲しいんだな」

と確認します。

大切なのは、感情が浮かんだ瞬間に、
良い・悪いと決めつけないこと。

ここで行うのは、評価ではなく観察です。

感情には、自分の本音や願いを
知らせる役割もあります。

怒りの奥には、

「大切にしてほしかった」
「それ以上、踏み込まれたくなかった」

という思いがあるかもしれません。

悲しみの奥には、

「本当は分かってほしかった」
「一人にしてほしくなかった」

という願いが隠れていることもあります。

ただし、感情を認めることと、
感情のまま行動することは違います。

怒りを認めても、
相手を傷つけてよいことにはなりません。

感情は受け止める。
行動は、自分で選び直す。

この2つは分けて考えます。

感情を認めずに抑え続けていると、
場合によっては、抑えてきた思いが強く表れ、
相手へ分からせようと行動してしまうこともあります。

だからこそ、行動を振り返る前に、
自分が何を感じていたのかを知ること。

それが、心を整理する出発点になります。

私がネガティブな感情を受け入れる3つの手順


いきなり、すべての感情を
受け入れようとしなくても大丈夫です。

私が最初に行ったのは、
認められない自分も含めて見つめることでした。

手順1.認めたくない気持ちのままでいい

怒りや恨みを受け入れられないときは、
無理に認めようとしなくても構いません。

まずは、

「私は、この気持ちを認めたくないんだな」
「どうしても、許せない」

と、抵抗している自分に気づきます。

認められない自分も責めないこと。

それが、最初の手順です。

「認めたくない」と分かるだけでも、
自分の心を無視しない行動になります。

手順2.感情と自分自身を分ける

次に、感情と自分の価値を分けます。

「私は、ひどい人間だ」

ではなく、

「私は今、怒りを感じている」

と言葉にしてみます。

感情は、通り過ぎる雲のようなもの。

今の心に起きている反応であり、
自分そのものではありません。

怒りを感じても、
自分のすべてが怒りになるわけではないのです。

一つの感情だけで、
自分の価値は変わりません。

感情は、時間や状況によって変化していきます。

「今は、この感情がある」と捉えることで、
自分全体への存在否定から離れやすくなります。

手順3.自分を守ってきた反応として寄り添う

ネガティブな感情に気づいたら、
その奥にある思いを見ていきます。

「何が悲しかったのだろう」
「本当は、どうしてほしかったのだろう」
「何を守りたかったのだろう」

怒りの奥には、

「大切にしてほしかった」
「分かってほしかった」
「これ以上、傷つきたくなかった」

という気持ちが隠れていることもあります。

でも、大抵の場合は
そんな自分の奥にある感情には
気づきたくないのです。

なので、気づけなくて大丈夫。

まずは、自分に寄り添ってあげてください。

「そう思うほど、つらかったんだね」
「これは、怒ってもしょうがないよ」
「自分を守ろうとしていたんだね、えらいよ」
「今は、その気持ちがあってもいいよ」

感情を無理に消すのではなく、
今の自分自身をありのまま認めてあげる手順です。

すぐに優しい言葉をかけられなくても、
焦る必要はありません。

まずは、責めずに話を聴くこと。

子どもの頃の小さな自分に、
やさしく語りかけてあげるように。

自分の心に対しても、
同じように接していきます。

アドバイスを実践しても、悩みが元に戻る理由


では、感情を受け止めることが、
なぜ悩みの整理につながるのでしょうか。

誰かのアドバイスを聞き、
自分なりに行動しても変わらない。

一時的に楽になったと思っても、
しばらくすると元へ戻ってしまう。

その理由の一つが、
ネガティブな感情の置き去りです。

たとえば、人間関係で傷ついたときに、

「相手にも事情があったのだから、
気にしないようにしよう」

と考えたとします。

頭では納得できる考え方です。

けれど、心の中には、

「本当は腹が立っていた」
「とても悲しかった」
「私の気持ちも分かってほしかった」

という感情が残っているかもしれません。

その本音を認めないまま、
正しい考え方だけを当てはめる。

すると、表面上は気持ちを切り替えられても、
心の中では怒りや悲しみがくすぶります。

アドバイスの意味は理解できる。
でも、自分の気持ちとして腹落ちしない。

そのため、似た出来事が起きるたびに、
同じ苦しさが戻ってきます。

多くの方が、ここでつまずきます。

考え方を変える前に必要なのは、
今ある感情を置き去りにしないことです。

「私は、本当は怒っていた」
「ずっと悲しかった」
「分かってほしかった」

まずは、その気持ちを認めてみる。

すると、なぜ苦しかったのか。
本当はどうしてほしかったのか。

悩みの奥にあるものが、
少しずつ見えるようになっていきます。

ネガティブな感情を認めるだけで、
悩みがすぐに解決するわけではありません。

それでも、同じ悩みを繰り返さないための
大切な糸口にはなります。

私自身も、ここで長くつまずきました。

だからこそ、まずは感情を認めることから
始めてほしいと思っています。

感情を認めることが、本音と自己肯定感につながる


本音が分からなかったのは、
私に気持ちがなかったからではありません。

本音は、きれいなものばかりではないのです。

ネガティブな感情を否定するうちに、
その奥にある本音まで否定して見えなくなっていました。

怒りを認めることで、

「本当はずっと悲しかった」
「もっと大切に扱ってほしかった」

と少しずつ気づけるようになっていきます。

不安を認めたあとに、

「安心できる場所がほしい」
「一人で抱えず、誰かに頼りたい」

という望みが見えてくる場合もあるでしょう。

まさしく、それがあなたの本音です。

すぐには分からないかもしれません。

何度も自分の感情を認めるうちに、
少しずつ本音へ気づきやすくなっていきます。

ネガティブな感情は、
自分を困らせるだけのものではありません。

自分が何を大切にしているのか。
本当はどうしたかったのか。

それを知らせてくれる大切なメッセージです。

もう、嫌な感情が出てきても、
自分を見捨てる必要はありません。

怒っている自分もいる。
許せない自分もいる。
そんな、ありのままの自分を認めてあげる。
それでも、自分の価値は変わらない。

そう受け止める経験を重ねることで、
条件をつけずに自分を認める土台が育ちます。

すぐに自分を好きになれなくても大丈夫です。

まずは、ネガティブな感情を理由に、
自分を嫌いになる回数を減らすこと。

自分の気持ちを無視しない。否定しない。

その積み重ねが自己肯定感を育て、
少しずつ自分を好きになる道へつながります。

まとめ|自分を認めることは、自分まで敵にしないこと

私がネガティブな感情を受け入れるために
行った手順は、次の3つです。

1.認めたくない気持ちのままでいい
2.感情と自分自身を分ける
3.自分を守ってきた反応として寄り添う

自分を認めるとは、
すべての感情を正しいとすることではありません。

良い・悪いと決めつけることなく、
嫌な感情が出てきたときも、
自分の存在まで否定しないことです。

今日、何か感情が浮かんできたら、

「私は今、こう感じているんだな」

と、評価せずに確認してみてください。

感情は、あなたのすべてではありません。

今の心に起きていて、
少しずつ変化していく反応です。

その感情があったとしても、
あなたの価値まで失われるわけではありません。

あなたは、どんな場合でも、
「ありのまま価値のある存在」です。

感情は、そんなあなたの周りの雲のようなもの。
浮かんでは消える、そんな反応です。

感情を認めることは、
自分の本音を知る第一歩。

繰り返す悩みを整理し、
自分を好きになる道にもつながっていきます。

一人では感情を受け入れられないときは、電話で一緒に整理します


一人でネガティブな感情を見つめると、
どうしても自分を受け入れられずに
自分を責めてしまうことがあります。

認められずにいると、何度も思考を繰り返し、
抜け出せなくなってしまうことだってあるのです。

「こんなことは誰にも言えない」
「こんな感情、あっちゃだめだ」
「どうしても、受け入れられない」
「後悔が消えない」

そのような状態でも大丈夫です。

私もネガティブな感情を受け入れられずに、
何日も悩んで苦しむことを繰り返しました。

ですが、安心して聞いてもらえる人に話をするだけで
心が軽くなる体験を何度もしました。

どんなに苦しくても、心が軽くなる場所がある。
それは、何にも代えがたい安心感を与えてくれます。

ココナラの電話相談では、
あなたの話をそのまま否定することなくお聞きします。

正しい考え方を押しつけたり、
話の結論を急がせたりはしません。

アドバイスを望まない方には、
無理に提案することもありません。

顔出しなしで、1分から利用できます。

一人では受け止められない気持ちを、
言葉にしながら一緒に整理してみませんか。


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