20年以上前の話になりますが、老人ホームで働いていた時の話をします。
一生忘れることはないだろうと当時は思っていましたがやっぱり忘れなかったので書かせて下さい。
私の働いていたグループホームに御年100歳になる女性がいました。(101歳だったかも)
クリアな(痴ほうの進行がほとんどない)方だったので職員のみんなとよくおしゃべりをされていました。
やはりご高齢なのでほぼ寝たきりになっておられましたが、お口は元気な方でした。
また、育った場所の影響なのか基本的に口調の荒い方でした。最初はびっくりしましたが、なれると「そこがいい」と感じるようになりました。不思議なものです。
で、ある夜いつものように夜中に巡回をしていると「おめー、ちょっとこっちこいよ」と怪しげな笑みを浮かべて私を呼びました。(この方に限らず夜中に体調が悪くなる方は多いのでこういうパターンの時はとりあえずホッとします)
「〇〇さん起きてたんだね、どうしたの?」と声かけしました。
いつもは「具合が…悪くて…どーしようもねぇ」「看護婦さん…看護婦さんを呼んでくんな」など、不調を訴えることも多い方でしたが、この時は私に妖艶な笑みを投げかけ三本だけ残った歯をきらめかせて手招きしてました。
嫌な予感はあったのですが、案の定「おめー、女知らねえだろう?えぇ?」と核心をつく質問を私に投げかけてきました。
それも年に何回するだろうという輝かしい笑顔で…。
いや、確かに知らないけどさ…。知れる予定も全然ないけれども。
「うん、まあ知らないど…」と答えると、ご自分で夜間用のオムツを脱ぎだし(高齢の方は筋肉の衰えなどもありトイレが間に合わないこともあるので夜間はオムツを履いてもらっていました)「おめぇ、ちょっとここ触ってみな、おう、触ってみな!」と私の手を掴んで局部にあてようとしておられました。
そしてその手はとても御年100歳と思えないほど力強く、22歳の男が振りほどけない位でした。(一切盛ってません)
っていうかあんたオムツ自分で脱げたんかい!これからは自分で脱ぎ履きしてくれないかな…。
普段からそのパワーの十分の一くらいでも発揮して食事とか運動とか頑張って欲しいな…。
などと思いつつ、自らの貞操の守るため「いやいやいやいやいやいやいや、大丈夫、気持ちだけで大丈夫だから!」「おめぇ、触ってみな!触ってみな!いいもんだぞぉ!」というようなやりとりを10分ほど繰り返し、結局私はなんとか貞操を守ることに成功しました。
ふぅ、危なかった…。
ちなみにそのやり取りはその日の2時間後にも実施されました。
その日はあんまり寝ておられなかったと思いますが、一日お元気でした。
お元気なのが一番です。よかった、よかった。
…私は残念ながら恋愛経験はあまりありませんが、このような恋バナ(?)は大好きです。
ぜひあなたの幸せなお話し、ぜひ聞かせて下さい!
また介護の悩みとかもご相談にして頂きたく思います。
…私は介護の仕事は一年と持たず逃げ出しました。でもまさに今頑張っておられる方のお力になれたらとてもうれしいです。