「修正してください。」
この一言だけを見ると、少しドキッとしてしまう方もいるかもしれません。
ですが、僕は修正依頼そのものが悪いことだとは、まったく思っていません。
むしろ、より良い作品を作るためには、とても大切な工程だと思っています。
実際にこれまでたくさんのMIXをご依頼いただく中で、「この修正で作品がさらに良くなったな」と感じることも何度もありました。
一方で、同じ修正内容でも、伝え方ひとつで受け取る印象が大きく変わることもあります。
例えば、
「すごく良くなりました!大変申し訳ないのですが、もう一つだけお願いできますか?」
「イメージにかなり近づきました!ここだけ相談させてください。」
「僕の好みの問題なのですが…」
こんな風に伝えていただけると、「もっと理想に近づけたい!」という気持ちで、僕もさらにアイデアが浮かんできます。
【ポジティブな気持ちで制作が出来た楽曲参考例】
逆に、
「イメージと違う」
「バランスがおかしいので」
「変なので直してください」
というような言葉だけだと、どこをどう感じられたのかが分からず、修正の方向性を見つけるのが難しくなってしまいます。
MIXには、ひとつの正解があるわけではありません。
だからこそ、「何が正しいか」ではなく、「自分はどう感じたか」を伝えていただけると、お互いにイメージを共有しやすくなります。
例えば、
「〇分〇秒あたりのハモりが私には少し大きく感じましたので、少しだけ下げていただきたいです。」
この一言だけでも、十分伝わります。
具体的な場所と、感じたこと。
それだけで、修正の精度はぐっと上がります。
僕自身、修正回数が多いことを負担に感じることはほとんどありません。
むしろ、「一緒に良い作品を作りたい」という気持ちが伝わるやり取りほど、制作は楽しくなります。
だからこそ、遠慮してほしいということではありません。
気になったことは、ぜひ教えてください。
その代わり、「ダメ出し」ではなく、「一緒に理想へ近づくための相談」という気持ちで伝えていただけたら、とても嬉しいです。
MIX師は作品をより良くしたいと思って作業をしています。
そして、ご依頼者様も、自分の作品をより良くしたいと思って相談してくださっています。
目指しているゴールは、きっと同じです。
だから僕は、ご依頼者様とMIX師ではなく、「一緒に作品を作るチーム」だと思っています。
お互いを尊重しながら、「これだ!」と思える作品を一緒に完成させていけたら嬉しいです。
歌ってみたMIXのご相談もお気軽にどうぞ。