今日は、久しぶりに朝ヨガをしました。
15年くらい前から見ている、YouTubeのヨガの先生。
その先生のお気に入りの朝ヨガを、
今朝ふと思い出してやってみたのです。
体をゆっくり伸ばして、呼吸を感じて、
少しずつ自分の中に戻っていくような時間でした。
思えばこのヨガは、ずいぶん長い時間、私のそばにありました。
長男が大学を卒業する時には、山形のホテルで。
転職の時には、岐阜の息子のアパートで。
東京の部屋でも、何度も何度も。
続けたり、続けなかったりしながら、
それでも私の人生のいろいろな場面に、
そっと寄り添ってくれていたのだと思います。
最近の私は、時間はあるはずなのに、
何をしていいのかわからない。
何も手につかない。
そんな感覚になることがありました。
でも今朝、体を動かしてみて思いました。
ああ、私はもう知っていたんだ。
ちゃんと持っていたんだ。
ただ少し、忘れていただけだったんだなと。
そんな小さな発見が、とても嬉しく感じました。
そしてリビングに出ると、
夫が明るい顔で迎えてくれました。
「今日は愛犬が全部ご飯を食べたよ」
その言葉を聞いた瞬間、
胸の奥がふっとゆるみました。
わが家には、11歳になる愛犬がいます。
持病があり、毎日たくさんの薬を飲みながら、
それでも家族の中心で、元気に過ごしてくれています。
ここしばらく、その愛犬の体調や薬の飲ませ方、
ご飯のことに悩んでいました。
健康のためには、薬を飲ませなくてはいけない。
でも、愛犬にとっては嫌なことかもしれない。
できることなら、美味しいものや嬉しいものを、安心して食べさせてあげたい。
そう思いながら、あれこれ試行錯誤していました。
けれど、うまくいかない日が続くと、
こちらも不安になります。
この状態がずっと続いたらどうしよう。
またご飯を食べなくなったらどうしよう。
そんなふうに、まだ来ていない未来まで心配して、
気持ちが暗くなってしまうこともありました。
でも今回、ひとつ大きな方向転換をしました。
薬とご飯を分けること。
そして、ご飯は「美味しい時間」として守ること。
これまでの私たちは、愛犬のためを思って、
どうにか薬を飲ませようとしていました。
そこに悪意はありません。
むしろ、愛情があったからこそ一生懸命でした。
けれど、愛犬にとっては、
大好きなご飯の中に、苦手なものが隠れている。
そんなふうに感じていたのかもしれません。
年を重ねた愛犬は、きっといろいろなことがわかるようになっています。
においにも味にも敏感です。
「これは何か違う」と気づいていたのでしょう。
私たちは、愛犬のためと思っていたけれど、
本当の意味で愛犬の気持ちに立てていたのかな。
そんなことを、今朝ふと思いました。
愛犬は、ご飯そのものを嫌いになったわけではなかったのです。
薬そのものを、すべて拒否したわけでもなかったのかもしれません。
ただ、安心して美味しく食べる時間と、
がんばって薬を飲む時間を、
分けてほしかったのかもしれません。
そう思うと、胸の中で何かがほどけていくようでした。
愛すること。
大切なものを守ろうとすること。
それは本当に尊いことだと思います。
でも、愛しているからこそ、
一生懸命になりすぎてしまうことがあります。
良かれと思っていることが、
いつの間にか一方向からしか見えなくなることもあります。
親子でも、夫婦でも、恋愛でも、
人間関係の中で、同じようなことがあるのかもしれません。
相手のために。
この人を守りたいから。
良くなってほしいから。
そう思っているうちに、
自分の不安や焦りの方が大きくなって、
相手の本当の気持ちが見えにくくなることがあります。
でも、少し角度を変えてみると、
見えてくるものがあります。
本当に嫌だったのは何だったのか。
どこを分けて考えればよかったのか。
何を守ってあげれば、安心できたのか。
答えは、無理に遠くへ探しに行かなくても、
もうすでに自分の中にあることがあります。
今朝のヨガも、愛犬のご飯も、
私にそんなことを教えてくれたような気がします。
ちなみに、愛犬の名前は「ベル」といいます。
幸せの鐘、bell。
その鐘を、たくさん鳴らしてほしい。
そんな願いを込めてつけた名前です。
今では本当に、私たち家族の中心にいる存在です。
小さな体で、毎日たくさんの幸せの音を鳴らしてくれています。
そして、その愛犬の健康を支えるために、
夫と協力しながら過ごせていることにも、
あらためて感謝の気持ちが湧いてきました。
うまくいかない日には一緒に悩み、
食べてくれた朝には一緒にほっとする。
そんな何気ない日々の中にも、
家族としてのあたたかさがあるのだと思います。
今朝、愛犬がご飯を全部食べてくれたこと。
それは、わが家にとって小さくて大きな幸せの鐘がなった朝でした。
愛するものを守りたい時ほど、
焦りや不安でいっぱいになってしまうことがあります。
でも、少し角度を変えてみると、
ちゃんと見えてくるものがある。
今日の小さな出来事は、
私にそんなことを教えてくれたように思います。
今日も、心と体にやさしい一日になりますように。
親子のこと、家族のこと、
大切だからこそ悩んでしまう時があります。
親としてどう向き合えばいいのか迷った時は、
カードのメッセージも受け取りながら、
一緒に心を整理していきます。