NSFについて

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音声・音楽
こんにちは。

チップチューンをやっているとMMLやトラッカー、NSFやSPCと言った単語と出会います。
今回はいくつかヒントになりそうなサイトなどをご紹介しながら、掘り下げてみたいと思います。


まず、ファミコン音楽についてなのですが、任天堂社が仕様を公開していないため、ほとんどの情報は解析情報などがベースになっています。
そういった解析情報などを交えてファミコンの詳細が載っている海外のサイトがございます。

nesdevというサイトです。(リンクが貼れなかったので検索をかけてみてください。)
特にここのwikiというところに情報がたくさん載っています。

最近、注目を浴びているチップチューンですが、日本は拡張音源というのがありまして、音源の数などを増してゲームに収録できるカセットを数社が開発していました。
言われているのが、この拡張音源という概念が海外にはないため、コモドール64やSIDなどの高速アルペジオ、つまり現代のチップチューン的な要素が多く含まれているのではないか、ということのようです。

NSFというのはNES Sound Formatのことのようで、文字通り、ファミコンの音楽形式のファイルを指します。
少し前まではMML(Music Macro Language)の習得が必須だったため、あまり浸透せず、敷居の高い文化でした。
いまはfamitrackorやfamiStudioなどがあるので、いくらか敷居は低くなりました。

チップチューンでは守らなくてはいけない制約が多いため、作るのが大変です。制約を守らないとそもそもうまく鳴ってくれなかったりします。

余談になりますが、ちょっと前まで、自主制作ハードウェアサークルのテラネットワークシステムさんなんかがファミコン実機で音を出せるツールを作ったりしていました。いまは活動が停止中のようで、手に入れるのが困難な機材ですが、ほかにもNES on FPGAなんかがありまして、こちらは実機に近い魅力があるのかもなと思います。

私も実機環境は持っていたのですが、諸般の事情で手放してしまい、いまはFPGAを使っています。


今回はこんなところでしょうか。
チップチューンに興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、famicompoなども覗いてみると良いと思います。(famicompoについては次回の記事で!)
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