【ゲーム音楽語り013】お金がなくても作曲できる環境
今回は、チップチューン制作や作曲に便利なKORG社の打ち込みソフトについて書きます。家庭用ゲーム機の音源は、大別すると下記に分かれます。①方形波(ゲームギア、ネオジオポケット)②矩形波(ファミコン、ゲームボーイ)③波形メモリ音源(PCエンジン、PC-FX、バーチャルボーイ、ワンダースワン)④FM音源(メガドライブ)⑤CD-DA音源(PCエンジンCD-ROM2、メガCDなど)⑥サンプリング音源(スーパーファミコン、プレイステーション、ニンテンドーDSなど)⑦アナログPCM音源(ゲームボーイアドバンス)⑧ストリーミング再生(主にプレイステーション3以降)これらに分類されないものもありますが、おおかたこの通りです。⑤⑧以外はお金をほとんどかけずに個人で制作できるようになりました。KORG社のKORG Gadget、KORG M01D、KORG DSN-12の登場によるためです。KORG Gadgetの何が凄いかというと、何万円ものお金が必要だった歴代のシンセの数々がたったの5,000円で手に入ってしまうこと。ニンテンドースイッチかスマホがあれば、寝転びながら打ち込みができます。パソコンに向かうのは何気にハードルが高いので非常に助かります。もちろん最新のシンセが手に入るわけではないので、プロ並みの曲を作るのは難しいですが、一昔前のプロ並みの曲ならKORG Gadgetを使って多少加工すれば作れるはずです。また、チップチューン制作のためのネタ帳としても非常に便利。Kamataがあれば①方形波、②矩形波、③波形メモリ音源はすべてカバーできます。Otoriiで④FM音源の曲も作れます。⑥サン
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