四月、あなたの中で、何かが動き始める頃です。
桜の蕾がほころび始めました。
冬の間、じっと耐えていた枝が、
ようやく息を吹き返すように花を開こうとしています。
実は今、あなたの中でも同じことが起きようとしています。
四月は暦の上で「壬辰」の月。
水と土の気が重なり合い、非常に力強い流れが生まれる時です。
辰は龍。壬は大いなる水。
この月は、長い眠りから覚めた龍が、
雲を纏いながら天を目指すような気の流れを持っています。
静かに溜めていたものが、一気に動き出す。
止まっていたものが、嘘のように流れ始める。
「ずっと足踏みしている気がする」
「変わりたいのに、何も変わらない」
そう感じていた方ほど、この四月は潮目が変わる月になるかもしれません。
ただし、浮上する前に「浄め」が起きます
ひとつ、心に留めておいていただきたいことがあります。
四月の前半、心がざわつくことがあるかもしれません。
急に不安になる。
忘れていたはずの過去の傷が蘇る。
「どうせ私なんて」と、自分を責めたくなる夜がある。
もしそうなったとしても、どうか慌てないでください。
これは運気が上がる前に起こる「浄め」です。
長く溜まっていた澱(おり)が、新しい流れによって押し出されている。
冬の間、土の中で眠っていた根が、
春の雨に押し上げられて地表に顔を出す時、
土が一時的にめくれて荒れて見えるのと同じこと。
芽が出る直前の庭は、いつも少しだけ乱れるのです。
手放せなかった思い癖、
もう役目を終えた関係、
「こうしなければ」という執着。
それらが浮き上がってきたなら、
抗わず、静かに流してしまうのが正解です。
「ああ、今は浄めの時なのだ」
そう受け止められるだけで、四月の流れはあなたの味方になります。
この春、意識していただきたい三つのこと
☽ 朝の空気を吸う
四月は気の入れ替わりが激しい月です。
朝、窓を開けて深く息を吸ってみてください。
桜の季節の朝の空気には、冬にはなかった柔らかさがあります。
その一呼吸が、あなたの内側にこもった古い気を押し出し、
新しい流れを招き入れてくれます。
難しいことは何もいりません。
朝の空気を、意識して身体に通すだけで十分です。
☽ 「手放すもの」をひとつ決める
浄めの月だからこそ、あなた自身の手で
「これはもう要らない」と決めるものを
ひとつだけ選んでみてください。
物でもいい。
考え方の癖でもいい。
連絡先でもいい。
大掃除のように全部やろうとしなくて構いません。
たったひとつ手放すだけで、
その空いた場所に新しい縁や気づきが入ってきます。
☽ 「なんとなく」を信じる
この月は、理屈では説明できない直感が冴える時期です。
なんとなく気になる場所、
なんとなく会いたい人、
なんとなく始めたいこと。
その「なんとなく」は、
あなたの魂が新しい流れを察知して反応しているサイン。
頭で考えすぎず、心が動いた方向に素直に従ってみてください。
四月は、理屈より直感のほうが正しい道を示してくれます。
四月の吉日
この月には、始まりに適した日がいくつかございます。
一粒万倍日 ─ 8日、11日、20日、23日
この日に蒔いた種は、後に大きな実を結ぶと言われます。
新しく始めること、想いを伝えることに良い日です。
寅の日─10日、22日
行動と決断の日。
踏み出す勇気がなかったことに、背中を押してもらえる日です。
巳の日 ─ 1日
弁財天様とのご縁が深まる日。
お近くの神社への参拝もおすすめいたします。
春は「始まり」の季節です
冬を越えた花が咲くように、
あなたの中で眠っていたものも、
この春に芽を出そうとしています。
もし今、何かが動き始めている予感があるなら。
あるいは、まだ動かないことに焦りを感じているなら。
それは、あなたの縁が新しい季節を迎えようとしているサインです。
どうか一人で抱え込まないで。
あなたのお気持ち、安心して私にお聞かせくださいませ。
この春のあなたの流れを、一緒に視させていただきます。
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月の言葉
桜が咲くのは、冬を耐えたから。あなたの春もまた、すぐそこに。
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咲夜