気づくことの大切さ:小学生の道徳の授業から学んだこと
小学生のころ、道徳の授業で今でも心に残る話し合いがありました。先生がこんな質問をしたのです。
「道端でゴミに気づいたけど拾わなかった人」と「ゴミに気づかなかった人」、どちらが次にゴミを拾う可能性が高いでしょう?」
私は迷わず「気づかなかった人」と答えました。気づけば拾うようになるだろう、と思ったからです。でも、先生はこう言いました。
「気づいたけど拾わなかった人のほうが、次に拾う可能性が高い」
理由を聞いて、私は深く納得しました。先生はこう説明しました。
「気づかなかった人は、次も気づかない可能性が高い。それは、道にゴミがあるということに意識が向いていないからです。一方、気づいたけど拾わなかった人は、理由があって拾わなかったのかもしれませんが、道にゴミがあること自体には疑問を持っている。だから、何かのきっかけで拾う行動に移れる可能性があります。」
この話から、「気づく」ということがいかに重要かを学びました。何かに気づくためには、普段からそのことに意識を向ける必要があります。見えているはずなのに意識を向けていないと「見えない」のと同じように、意識を向けることで初めて行動につながるのです。
認知行動療法と「気づく」こと
この「気づく」というテーマは、私が日ごろブログで紹介している認知行動療法にも通じています。
認知行動療法では、自分の思考や感情、行動に気づき、それを整理していく作業を重ねます。例えば、こんなことはありませんか?
・イライラして思わずやってしまう行動がある
・ネガティブな感情に支配されているけど、どうにもできない
こうしたときに、自分がどんな思考をして、どんな感情を抱き、その結果どんな行動をとっているかを記録してみるのです。文字にすることで自分のパターンが見えてきます。これを繰り返すことで、次第に「今」の自分に気づきやすくなり、新しい行動に移しやすくなるのです。
気づく力を育むために
ただ、記録を習慣にするのは最初は少しハードルが高いかもしれません。また、思考と感情を区別するのが難しいと感じる方も多いです。でも、繰り返すことで記録する価値が実感でき、思考と感情の違いも自然と分かるようになります。
もし認知行動療法に興味があるなら、ぜひカウンセリングを活用してみてください。メッセージのやり取りだけでもサポート可能です。一緒にネガティブな感情を整理し、ポジティブな行動を増やしていきましょう。ポジティブな自分が、きっと生活をより良いものにしてくれます。
心の荷物をおろして、軽やかに歩んでいきましょう。