義務感

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義務感

今回の内容は義務感について書いていきます。

義務感というのは良い面としては他人と共同生活を行う上では共通のルールとなり重要なものになるのですが、場合によっては自分を制限させ、ストレスの原因となる場合もあるのです。
うつになりやすい人は真面目なタイプの人と言われますが、これには当たり前や常識といったことを守らなければならないという義務感が多いという意味になります。
もちろん義務感を持つということは責任感にもつながり、社会的にも好まれる傾向にあるかもしれません。
しかし、自分の中で義務感というのは「守らないといけないもの」なのでずっと意識していなければいけません。

うつの要因の一つとして考えられるのは、考え過ぎてしまうことによるエネルギー不足なのです。
(もちろんうつの要因は身体的要因や遺伝的要因も存在します。)
真面目な人というのは「~しないといけない」とか「~すべきである」とあまり細かいことをこだわらない人に比べ、義務感をたくさん作ってしまうのです。
そうなると細かいことにこだわらない人に比べ、考えることが増えるのは一目瞭然です。

また義務感の表現をしてしまうことにより、自分の無意識の中に負の暗示をかけてしまいます。
「~しなければならない」と表現することは言い換えれば、「本当はやりたくないけどやらないといけない」となります。

義務的な表現をすることで最初は自分のために良い決断をし、開始したことでも、段々と負担を感じ楽しい気持ちはどっかへ行ってしまい、「やらないといけない」という気持ちだけで自分を動かそうとしてしまうのです。
そうなれば、もういくら自分のために始めたことでもストレスになるだけですからやらない方がいいのではないでしょうか?

では「義務感をどうするのか?」ということですが、そんなに難しいことはありません。
ただちょっとだけ意識してみるのです。
「~しなければならない」というのは本当に必要なことですか?

だれのためにすることなのですか?

全部しないといけないことですか?

などなど・・・。

もう一度そのことについて考えてみてください。
そうすると自分の中だけで決めていることが案外多いことに気付くはずです。

また他には「表現を変える」ことです。
「~すべきである」ではなく、「私が~のために自分で決めてする」という表現です。
「すべきである」というのは何か別の力によって強制されてしまうからやりたくなくなるのです。
それを防ぐために「自分で決める」という表現です。
自分で決めたことなら「する」決断もできますし、「しない」という決断もあなた次第です。

やりたくなければやらないなんて選択肢も自由自在。
それだけでも心の負担を減らすことができます。

また自分に対して、義務感が減れば他人に対しての義務感も減らすことが自然とできるので「あの人は何で~しないの!」ということが減りストレス緩和にも繋がりますよ。


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