ヤキモチ

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ヤキモチ

今回の内容はヤキモチについて書いていきます。

前回嫉妬の話を書きましたが、今回は似たところがあります。
嫉妬もヤキモチも同様に相手の状況や状態から自分の反応が決まるといった受動的な部分があるのです。
また嫉妬とヤキモチを同じ意味で使うこともよくあります。

語源はいくつかあるようですが、妬く気持ちから、ヤキモチとなったという説がしっくりいくように感じます。
嫉妬とヤキモチの違いですが、一言で言えば重さでしょう。
嫉妬は自分より優れた者をうらやみねたむことと自分の愛する者の愛情が、他の人に向けられるのを恨み憎むことです。恋愛で言えば後者の意味になります。

一方ヤキモチは嫉妬に比べると、可愛げがある表現に使います。
例えば、あなたが次の日曜日に彼氏とデートの約束をしていたとします。
直前になり彼氏から
「仕事が入ったからまた今度な。」
との電話。
思い返してみると・・・
最近一緒に食事をしていても彼は私の話にうわのそらだし携帯電話を気にしていたな~。
といったことが頭によぎり、彼は浮気をしているのではないかと不安になり彼氏に、
「浮気しているでしょ。」
と問い詰めるようなケースのことです。
この程度で終わるのであれば、ヤキモチですが、これがもっと行き過ぎ相手を恨み憎むことになれば嫉妬に変わっていくのです。

可愛げのあるヤキモチは相手のことが好きだから故、他の人に取られたくないという気持ちが強くなって起こっているのでしょう。

しかしヤキモチを妬く人は、実は自分の心の奥深くに浮気願望があるのです。
ヤキモチを妬かない人は、合コンに誘われて行ったとしても「私には彼がいるから」とその場だけ楽しむことができます。
しかしヤキモチを妬く人は、同じシチュエーションになったとき、表には出さないでしょうが密かに浮気を想像しているのです。
そう自分の中で作り上げた想像の浮気願望が何もなければ、彼氏に対して浮気をしている想像をしなくても済むのです。
その反対に浮気願望があると、こういったシチュエーションではこうなるに違いないといった想像力が働き、ヤキモチに繋がるのです。

これを心理学の専門用語では投影と言うのですが、投影とは、自己の悪い面を認めたくないとき、他の人間にその悪い面を押し付けてしまうような心の働きのことです。
つまり、むやみやたらに証拠も無く浮気を疑いヤキモチを妬いている人は、浮気願望が強い人なのです。

ということは、恋人に対してヤキモチを妬くことで好きというサインにもなりますが、逆に自分には浮気願望がありますというサインを出しすぎないよう注意が必要ということです。

嫉妬にならず可愛げのある適度なヤキモチにしておくことをお勧めします。



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