メンタル不調での休職が増えている件。

記事
コラム
健康保険(社会保険)の被保険者が、
業務外の病気やケガの療養のために仕事を休み、
生活を支える目的で支給される傷病手当金。

この支給額が過去5年で1.6倍になっていることが
ニュースになっていました。

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支給件数全体のうち
エンタル不調が理由での支給は約39%で、
男性36%、女性43%という内訳になっています。

注意していただきたいのは
このデータは支給された件数が1.5倍になっているのではなく
支給された金額が1.5倍になっているということ。

傷病手当は、給与の約3分の2が最大通算1年6ヶ月支給される制度で
当然、給与が高い人が長く傷病手当を受給した場合は支給額は上がります。



私も過去に、
上司からのパワハラと、親族が亡くなる時期が重なり
気分の落ち込みや、喪失感で何も考えることができなくなったとき
傷病手当を受給しながら休職をしたことがありますが

心身共に整い、「もう一度頑張ろう」と思えるまで
ゆっくり回復に向かえたのは傷病手当があったからで
1年近く、お世話になりました。


パワハラに負けて、休んでしまうことが悔しかったですし
こんなことで傷ついて、落ち込んでいる自分も嫌で
腹の底で上司のことを「人にあらず」と思って
流して耐えて、どうにかやり過ごしていましたが

そんな最中、勤務中に親族が亡くなった連絡を受け
大きく動揺しながらも、上司に葬儀のために帰省させてほしいと相談した際に
上司がそんな私を見て、笑いながら応対する姿に
完全に心が折れてしまいました。

本当は辞めてもよかったんですが
今の状態では転職できるまで回復できていないと判断して
休職という形で傷病手当をもらい
回復してから退職しようと考えました。
(会社にはこのプランは話していません)

人事の方や同僚は「復職を」と言ってくださいましたが
「命を削ってまでこの会社にいたいか」と考えたとき

「そこまで捧げる気はない」
「私にしかできない仕事ではない」と冷静に判断できたからです。

そして

「他にもっと働きやすい場所がある」と思えたからです。

パワハラと喪失感で打ちのめされ
仕事ができないところまで落ち込んでいた私が
しっかりとここまで判断できるようになったのは
日本の保険制度が回復期間を補償してくれたから
心理療法をじっくりとできたことに他なりません。



「辛い場所からは”一旦”去る」

辛く、苦しい場所からは一旦去ってみると
距離が取れると心は落ち着いていきます。

心が落ち着いて、感情と思考のバランスが取れると
「どうするべきか」を考えられるようになり
苦しい状況からは見えていなかった、
新しい選択肢が見えてきたりもするのです。

そのためにも
国が「守ってあげるよ」と言ってくれている制度を使って
心身共に回復する時間を作ってくださいね。


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