Bonjour!初めまして、Midoriと申します。
フランス語コーチや通訳として活動しています。(看護師でもあります)
フランス語とは15歳の時に初めて出会いました。
10歳以上年が離れていて、すでに働き始めていた姉が、仕事でフランス語が必要になり習い始めたんですが、その時に母から「みどりもやってみる?」というひょんな一言から1年間NOVAに通ったのがきっかけです。
マンツーマンの授業でしたが、その時のフランス人の先生は私が思っている外国人とは全く違う雰囲気で
・無口
・フランス語しか話せない
・暗め
という感じで、当時中学生で外国人を相手に場を盛り上げるなんてことが私にできるはずもなく、フランス語がまったくの0の状態で、先生が無言なら私も無言・・・という聞いただけで聞くに耐えない状況のレッスンでした。
そんな状況だったので、最初の頃は行くのが本当に苦痛。
毎週決まった日にレッスンがあるわけではなく、自分で予約を取って行くシステムだったので、「行くの嫌だなぁ」と思うと次回レッスンまで期間が空いてしまい、前回の内容もすっかり忘れて、また苦痛になる・・という負のスパイラルでした。
1年間有効の50回分のチケットを購入してもらっていて、なんとか使い切りましたが、ほとんどは最後の2、3ヶ月で消費しました。
というのも、途中からフランス語が少しずつわかり始めたので、楽しくなってきたんです。そうすると「また行こう」と思えるので、ペースができたんですよね。
50回分のチケットが終わり、母から続けるかどうか聞かれましたが、すでに高校1年生で受験も控えていたので、フランス語はそこで一旦終わることにしました。
その時Je suis japonaise. とかJe suis étudiante. は言えていた記憶が。基本単語の活用と名詞に性別があることは理解していたくらい。
その程度だったので「フランス語めっちゃたのしー!!」っていうほどでもなかったはずですが、高校2年生になった私は「大学でフランス語をやる!!」と熱い決断をして、高校2、3年生の2年間は“大学でフランス語を勉強する“という目的のためにひたすら受験勉強をしていました。
その時自然に、「目的や目標を持って勉強をする」ことをやっていたので、漠然と大学受験しようとしていた子とは受験勉強に対する意識が違っていたと思います。
そんなわけで無事大学に合格し、晴れて大学生としてフランス語を勉強することになったのでした。
長々と書きましたが、15歳の時に母が私に「フランス語やってみる?」と聞かなかったら今の私はない、と考えると人生って本当に不思議なご縁で繋がっていると思います。
それが今やもうすぐ学び始めて30年近く経ってしまうほどの人生の軸になっているのですごい!
もはやフランス語なしの人生なんて考えられないです。
18歳からフランス語をがっつり勉強し始めて、そこからたくさんの出会いや経験をもたらしてくれたフランス語は私を世界と繋いでくれたものです。
語学学習はこれからAIに取って代わられる、とか、旅行には翻訳機を持っていけばいい、と思っている方はそれでいいと思います。
ですが、私は自分の口から自分の言葉で相手に伝えることって、エネルギーとか思いが言葉に乗るので、伝わり方が全然違うと思ってます。
1週間の旅行のために行く国の言葉をマスターする必要はないと思いますが、二言・三言覚えるだけで、相手に伝わるものは必ずあります。
そんな思いを乗せつつ、フランス語の学習についてやカルチャーなどについても書いていければと思っています。
私は仕事でベルギーと深く関わってきた経験もあり、“フランス“というより「フランス語圏」という認識が自分の中に強くあることに最近になって気づきました。
今では世界の様々な国で3億人以上の人がフランス語を話す人(francophone)がいるそうです。すごくないですか??
3億人と繋がれる言葉、フランス語を少しでも知ってもらえると嬉しいです。フランス語はフランス以外でも多くの国で話される言葉なので、フランス語圏Francophonieという広い視野で書いていければと思っています💕