東京都内の築40年、70㎡のマンションを購入し、ワンルームにリノベーション。家族4人で暮らしている我が家。
しかし、夫婦ともに関西出身のため、ずっと東京に住み続けようと思っているわけではありません。
そんな私たちがなぜ東京で自宅を購入しようと思い、また、「中古マンションリノベ」という選択をしたのでしょうか。
今回はその理由を5つに絞って紹介します。
1. 自分たち好みの環境で暮らす
好みの空間や居心地良いと感じられる空間、何に重点を置いて暮らしたいかということは、人それぞれです。
しかし賃貸や新築マンションなどは基本的に、多くの人に受け入れられやすいように“無難な”設えとなっています。
間取り、素材、自然光の入り具合、照明の明るさや色など、自分たちにとって心地よいと感じる空間で暮らしたい。そんな想いから私たちは中古マンションリノベを選びました。
2. マイホームは一生に一度ではない
私は「マイホームは一生に何度も買った方がいい」と考えています。
初めての家づくりでうまくいくでしょうか?
きっと住み始めてから「ここはああしておけばよかった」などと気づくポイントが出てくるのではないでしょうか?
自分の住まいを自分で作る経験を重ねることで、「住」に対する感性は磨かれ、より良い住まいづくりができるようになると思います。
私たちのこの住まいも、一つのステップと位置付けています。
3. 売ったり貸したりしやすい
一生で何度もマイホームを手に入れるためには、余程のお金持ちでない限り、住んでいる家が売ったり貸したりしやすいものである必要があります。
都心近郊の駅近で築20年程度以上の中古マンションであれば、資産価値も下がりにくいため、将来の住み替えを考えた場合に最適だと判断しました。
より具体的な理由については、またいずれ機会があった時に紹介できればと思います。
4. 中古の魅力に惹かれて
何十年も時を経た家には、その時間がなければ出し得ない味があります。
その味と、私たちの新しい生活が共存することで、空間や暮らしの深みが増し、それが精神的な豊かさへつながると感じています。
我が家は天井を躯体現しとしていますが、以前の住人の痕跡が残るそれをインテリアに取り入れることで、新しいけれどどこか懐かしさのあるリノベならではの雰囲気が、居心地の良さに寄与していると実感しています。
5. 設計者兼施主、実験の場として
建築士として、自ら設計した空間のユーザーになるという経験は意外に少なく、しかしとても大切なことです。
自ら施主となることで、この経験をしたいと思いました。
間仕切りなしの間取りにしたり、浴室へは土間経由だったりと大胆なことをしたのは、実験的な意味合いもあります。
論理的にこうだという提案と、実際に使ってみて感じることには違いがあるはずで、その感覚を確かめることが私たちの将来の仕事の質に繋がると期待して。
衣食住のうち、“衣”と“食”はこだわりや知識・経験が豊富な人も多いと思いますが、“住”に関しては極端に少ないのではないでしょうか?
住に関しても、多くの人がこだわりを持ち、
経験をして質を高めていくことが普通の世の中になってほしい。
その可能性を秘めているのが「中古マンションリノベ」だと思います。
持家というものを少しでも身近に、魅力に感じてもらえたら嬉しいです。