新規オープン時に広告を出すと失敗する
僕は新規オープンのお店で働いた経験があります。
逆に顧客として新規オープンのお店に行ったこともあります。
そして、失敗しているお店を何店舗も見てきました。
これらのお店の共通点として、オープン時に広告を打っていたということです。
チラシだったりSNSで広告を掲載したりして、たくさんの人に注目してもらって、オープン早々大盛況な状況を作りスタートダッシュを決めようとしていました。
狙い通りお店の前にはたくさんの人で溢れ、1~2時間待ちの大行列ができていました。
そして、失敗していました。
ここで言う失敗とは
ここで言う失敗はいくつかありますが、中でも代表的なのが
・オペレーションのパンク
・お客様へのイメージダウン
この2つです。
新規オープンの際に広告を打つことで、かなりの集客が見込まれます。
第一印象を良くすることで、次に繋げて、常連客へと導くことができます。
また、話題性が高いのでよりたくさんの人が拡散してくれることでしょう。
ですがこの広告をミスると真逆の現象が起こってしまうこともあるので注意が必要です。
オープン早々にクレーム続きだなんて嫌ですよね、、、
ベテランであっても初めての経験
新規オープンということは、そのお店で誰も働いたことがありません。
たとえその業界のベテランスタッフであっても初めての経験です。
どんなお客様が何人くらい来て、どんな注文をするのか?何一つとしてわかりません。
いざオープンし、注文が入ると店内は大騒ぎ。
「あれどこだっけ!?」
「この注文誰が取った!?」
「◯◯テーブルの料理まだですか!?」
「え!?何その注文!いつ入った!?」
「すいませ~んお会計お願いしま~す」
「これ頼んでませんよ?」
あぁ、地獄
広告の規模がデカすぎると、お店やスタッフのキャパを超えてしまい、オペレーションは一瞬でパンクします。
ほんと、びっくりするくらい回らないですよ!
これではお客様に喜んでもらうどころか、この店大丈夫か?と心配されてしまうことでしょう。
人手の確保、徹底的な準備・練習を重ねたうえで、お店に見合った規模感の広告を打つことが大切です。
また、お客様がたくさん来た場合、全員をそのまま店内に案内するのではなく、入場規制することで失敗を防げます。
料理まだですか?
新規オープンでもっともよくやってしまう失敗の1つ
来たお客様をみ~んな店内に案内する。
新規オープンに限らず、これ本当によくある失敗です。
オープン前にすでに行列ができているとします。
そして、オープンと同時に席数が許す限り、全員を同時に店内へ案内する。
なにか問題?と感じませんか?
待ってくれたお客様をいち早く席へ案内するのは当然の行いだと思いますよね。でもこれがダメなんです。
想像してみてください。
仮に20人を席に案内したとします。
そしたらほぼ同じようなタイミングで20人分の注文を伺うことになるのです。
早く注文できた人はそれだけ早く料理が来るでしょう。
しかし、最後の方に注文した人はどうでしょうか?
ほぼ同じようなタイミングで注文したのに40分も待たされたりしたら、、、その方はどのような気持ちになるでしょうかね
僕の経験では、1時間近く待たされたお客様もいました。
「料理まだですか?」と何度聞かれたことか、、、
厨房へ催促したところで、最初からパンクしてしまっているので、料理が早く出てくることはありません。
自分たちのキャパを考慮したうえで、入場制限しないとかえって迷惑をかけてしまうことをお忘れなく。
サイレントオープン
サイレントオープンという手法があります。
広告を打ったり、告知したりせずにヒッソリとオープンするというものです。
「お店があれば、客は勝手に来る」という考え方から生まれた手法です。
こういう考え方する人は好きになれませんね笑
広告を打ってたくさんのお客様が来店すると、かえって迷惑をかけてしまいます。これを避けるために一時期流行ったらしいです。
この手法が成立するには立地と噂が鍵を握ります。
立地が良ければ、工事の段階で道行く人達の目に止まります。
見た人たちの間で「あそこは◯◯のお店が出来るらしいよ」と噂が広まるとお店への期待が高まり、広告を出さなくてもある程度の集客が見込まれます。
お店の場所選びからすでに広報活動はスタートしていると言えますね
サイレントオープンであればオペレーションがパンクするほどの来客はないでしょうから、ひとりひとりのお客様に対して確実に対応できるのと、お客様からの最初の声を集められるので早々の改善に繋げられます。
ただ、みんながみんなやって良い手法では無いので注意が必要ですね
飲食店の経験がほとんどない方や、人を雇わずに経営される方は、まず慣れるという意味でこの手法を選択肢の1つとして抑えておいてください。
広告は慣れてからでも遅くはないのです。
SNSの活用
誰もが無料で使える最強のツールであるSNSは活用しなくてはいけません。
オープンまでの準備過程、商品開発の様子、店主の思い、オープンしてからのお店の様子、最新情報など、活用方法はとてもたくさんあります。
来店したお客様がメンションしてくれたり、オリジナルのハッシュタグを用意しておくと繋がりが広がるきっかけになります。
人は広告を見るよりも、友達から教えてもらったお店のほうが安心して興味を持ってくれる傾向にあります。実は広告以上に力を注がなくてはならないのかもしれませんね!
無料で広報活動を行える。ホームページの代わりとしても十分に機能してくれる。SNSは開業予算を抑えるのに貢献してくれます。是非活用しましょう。
まとめ
・新規オープンで広告を出すと失敗する
オペレーションのパンク、お客様のイメージダウンに繋がる
・ベテランでもそのお店は初めての経験
入場制限でお店のキャパを超えさせない
・サイレントオープン
立地と噂が広告の代わりになる
・SNSの活用
無料で使える広報活動ツール
必ずしも、新規オープン時に広告を出さないといけないわけではありません。
また、出さなかったから失敗するわけでもありません。
自分の現状をしっかり見極めて何をどう使うのか決めていきましょう。