こんにちは!
freee専門の開業・経理サポーターの春崎なるみです。
ココナラでサービスを出品して得た収入は「freeeにどうやって登録したらいいの?」そんな疑問を持つ方も多いと思うので、今回はfreeeでココナラの売上を登録する方法をお話していきます。
・販売日?入金日?売上を登録する日付はいつにすればいい?
・購入されたら登録?入金されたら登録?どのタイミングで登録したらいい?
・そもそもどうやって登録したらいいかがわからない...
・簿記の知識がないけど、そんな私でも大丈夫かな?
そんなあなたはぜひ最後まで読んでいってくださいね~
はじめに
ココナラではサービスが購入されてから入金されるまでの工程が多くあるため、「販売日」と「入金日」が異なってきます。
すでにご存知の方も多いかと思いますが、ココナラでサービスが購入されてから入金までは次のような流れとなっています。
【サービスが購入されてから入金までの流れ】
サービス購入される(販売日)
↓
購入者とやりとりをする
↓
正式に納品
↓
購入者に承諾される
↓
出品者、購入者が互いに評価
↓
ココナラの売上金が反映される
↓
マイページから振込申請
↓
登録の銀行口座へ入金される(入金日)
このような流れであることからココナラでは「販売日」と「入金日」が同じになることはほぼありませんし、月をまたいで入金されることも多くあります。
そこでこんな疑問も生まれてくるかと思います。
販売日?入金日?どの日付で売上を登録すればいいの?
結論から先にお話すると、
「売上反映日」で売上登録を行って、「入金日」に入金処理を行います。
「売上反映日」とは、ココナラの売上金が反映された日のことです。ココナラでは次の手順で「売上反映日」を確認することができます。
①マイページの「売上確認・振込申請」をタップします。
②下の方にスクロールしていき、「売上履歴」から確認することができます。
ここに記載されている日付が「売上反映日」となります。この日付(画像の場合であれば2024/7/17)でfreeeに売上を登録することになります。
※実際の売上登録手順については後ほどご説明しますので、このまま最後までご覧になってくださいね!
「入金日」とは、登録している銀行口座へ入金された日のことです。こちらはココナラからではなく、あなた自身の銀行口座をみてご確認ください。
このようにココナラでの売上は「売上登録」と「入金処理」この2つが必要となります。
んじゃあ、なぜ2段階の登録や処理となるのか?
売り上げたタイミングと入金されるタイミングが違うからです。そのため、それぞれのタイミングで登録や処理が必要となります。
購入されたら登録?入金されたら登録?どんなタイミングで登録したらいいのか?
結論から言うと、
ココナラに売上が反映されたら「売上登録」をして、銀行口座へ入金されたら「入金処理」をするということです。
購入されたタイミングではまだ商品やサービスが納品をしていないことからその時点ではまだココナラが販売額を購入者から一旦預かっている状態となります。
その時点ではまだあなたの手元に売上はないのでまだfreeeへの入力や登録の必要はありません。
商品やサービスを正式に納品し、購入者が承諾することで取引が完了となり、お互いに評価することで、ココナラから販売手数料を引いた金額が売上金として反映されてマイページより確認できるようになります。
売上が反映されたタイミングで売上履歴を確認しながらfreeeに売上を登録していきます。
売上はfreeeにどうやって登録するの?
ではさっそくここからは実際に売上登録手順をご説明していきます。
1.ホーム画面から「取引」の中の「取引の一覧・登録」をクリック
2.収支は「収入」をクリック
3.決済は「未決済」をクリック
4.発生日は「売上反映日」を入力
売上反映日はココナラのマイページより「売上管理・振込申請」の「売上履歴」で確認できます。
5.取引先は「ココナラ」と入力
6.期日は「振込予定日」を入力
すでにココナラの売上金を振込申請している場合には、振込予定日をココナラのマイページより「売上管理・振込申請」の「振込申請状況」で確認できます。
※期日の入力は任意となるので入力しなくても売上登録自体は可能です。
7.「詳細登録」をクリック
8.「+控除・マイナスを追加」をクリック
9.1段目の勘定科目は「売上高」
10.2段目の勘定科目は「支払手数料」
11.「売上高」「支払手数料」の金額を入力
売上高の金額は出品額を入力し、支払手数料は出品額に22%をかけた金額を入力します。
12.freeeに表示されている合計がココナラの売上履歴の金額と一致しているか確認
13.「登録」をクリック
これで売上登録完了となります!
より楽に売上を登録する方法はこちら▼
3,000円以上の入金処理方法はこちら▼
3,000円未満だと振込手数料が160円かかるので
その場合の入金処理方法はこちら▼
売上金からサービスを購入した場合はこちら▼
ここからはさらに
freeeがなんで簿記の知識がなくても簡単にできると言われているのか?
ここをご紹介していきます!
(私はfreeeからお金をもらっているとかではないので、ただfreeeが簿記の知識がない方にも優しくて私が便利で好きなので勝手に語っています。笑)
簿記の知識がなくて不安なあなたはぜひ最後まで読んでみてくださいね〜
(会計の専門用語の解説とかも盛り込んでお話していくので、読み終わった頃には「簿記の知識なんてないし、専門用語の意味も読み方もわからない」というあなたの不安も減っているかもしれませんよ!笑)
ということで今回の売上登録を例に簿記の観点から、そしてなぜfreeeが簿記の知識のない方にも優しくて簡単なのか?その理由をお話していきます。
今回のように売り上げたタイミングと入金されるタイミングが異なる場合には会計的には「売掛金(うりかけきん)」という勘定科目(かんじょうかもく)を使います。
会計や簿記の知識のない方からすると、この売掛金って馴染みのない言葉かと思います。知らない専門的な言葉ばかりだと、いまいち頭に入ってこなくて「けっきょく何をしたらいいの?」ってなってしまいがちです。
だからこそfreeeにはそんな難しい言葉やルールを知らなくても取引を登録ができるように工夫されています。
freeeで取引を登録をする際にはこの「売掛金」という勘定科目は入力せず、次の3つを選択することでfreeeが自動で「売掛金」として処理してくれるようになっています。
①勘定科目を「売上高」にする
勘定科目は家計簿でいうならばカテゴリーのようなものです。
今回であればココナラでの売上を登録するので、勘定科目は「売上」でいいのか?というとそうではありません。会計では売上の勘定科目は「売上高」となります。
この勘定科目の入力にも工夫がされており、勘定科目の欄をクリックすれば下記の画像のように一覧から選択できるようになっています。またどんな時に使う勘定科目なのかの説明も一緒に確認できるようになっています。
なので簿記の知識がない方でも、どの勘定科目で登録すればいいの?といちいち調べなくてもその場で一覧から説明をみながら選択することが可能となっているんです。
②収支は「収入」にする
売上は収入にあたるので収支は「収入」を選択します。
通常の仕訳(freeeで取引を登録することを会計の世界では「仕訳(しわけ)」といいます)では取引登録画面の下の方に表示されている「仕訳形式プレビュー」このような作業が本来は必要になります。
ですが、簿記の知識のない方にとってこの「借方(かりかた)」や「貸方(かしかた)」という概念はとても難しいかと思います。
この借方と貸方という概念が必要ないのがfreeeの1番の特徴で他の会計ソフトとの大きな違いでもあり、簿記の知識がない方にも簡単で優しい会計ソフトとしておすすめできるポイントでもあります!
③決済は「未決済」にする
売り上げたタイミングではまだ入金はされていません。そのため、まだ決済が完了していないので「未決済」を選択します。
実はこの「未決済」はとても優秀なんです。
今回は売掛金についてご説明したので①は「売上高」、②は「収入」でした。この①と②に応じた「未決済」の勘定科目が「売掛金」なので、売掛金を知らなくてもfreeeが自動で「売掛金」として処理してくれるという仕組みなんです。
つまり、①と②で選択したものに応じた勘定科目でfreeeが自動で処理してくれるということです。
なのでまだ決済が完了していない取引については「未決済」で登録することさえ覚えておけば、この時はこの勘定科目を使うという専門的な知識がなかったとしても登録が可能となります。
また最後にもう1つ。
ココナラでは1つの売上に対して22%の販売手数料が発生します。
この販売手数料は事業(出品しているサービス)に直接関わる費用のため、経費になります。なので売上から差し引く必要があるので登録手順の中で「+控除・マイナス行」に販売手数料の金額を入力する場面があります。
これは「+控除・マイナス行」で追加したところに販売手数料を入力することでfreeeが自動で入力した金額を売上高の金額から差し引いて、売上と同時に経費として処理をしてくれます。その自動計算された金額の最終確認として、freee上に表示される合計がココナラの売上金と一致しているか確認するという場面があります。
このようにfreeeには簿記の知識がない方にもわかりやすく、簡単に、さらには経理を効率化することで自由(freee)になって欲しいという熱い想いが詰まっていると私は感じています。
freeeに込められた熱い想いと同様に、
私はあなたに
・確定申告で悩んで調べて大切な時間を無駄にしてほしくない!
・経理が苦手で事業を辞めて欲しくない!
・悩んで調べる時間を自由時間に!もしくは事業発展の時間に使って欲しい!
・毎年訪れる確定申告という不安や恐怖、焦りから解放されて自由に幸せに生きていって欲しい!
そう心の底から強く本気で思っています。
どうすればあなたから確定申告の不安を取り除けるのか?
その答えはやはり、
①私の持っている知識をインストールしてもらう
②わからない時や行き詰った時はいつでも気軽に聞ける環境を用意する
この2つだと考えました。
私はあなたにあなた自身で確定申告ができるようになって頂くためにも、このブログのように操作手順や設定方法だけでなく、会計・簿記の知識をサポート内でも惜しみなくお話しています。
あなたに寄り添いたった1人のサポーターとして、誠心誠意サポート致します。
▼いつでも気軽に聞ける環境をあなたに!▼
ちょっとでも気になる方はぜひご覧くださいね~
▼確定申告の提出までを7STEPでまとめた手順書▼
おわりに
ここまでお読みいただき、本当にありがとうございました。
「freee活用講座」ではあなたの「この場合はどうしたらいいの?」「私にあてはまるケースが見当たらなくて…」といったお困りごとを少しでも解消できるよう、freeeに関するお役立ち情報を発信していきます!
もし何か知りたいことや聞いてみたいことなどありましたら、お気軽にDMよりリクエストをお送り頂けると嬉しいです。出来る限り頂いたリクエストにお応えして記事にしていきます。
ではまた!春崎なるみでした~