こんにちは。
最近、老荘思想をじっくりと探究しているのですが、その中で非常にハッとさせられる教えがありました。老子はこんな風に説いています。
世の中に禁令が増えれば増えるほど、人々は貧しくなる。
便利すぎる道具が普及すればするほど、国家は乱れる。
人々が小賢しい技術を持つほど、奇妙な品物が溢れ、
法令がガチガチに整備されるほど、かえって盗賊は増えていく。
これ、現代の私たちにもそのまま当てはまると思いませんか?
片方に偏る」と起こる、宇宙の反作用
老子の言葉からわかるのは、「何かに偏ると、必ず強烈な反作用が起こる」ということです。
私たちが「これが正しいんだ!」と強い信念を持って何かを貫こうとすればするほど、実はその裏側で、同じ強さの「反対の事象」を自ら作り出してしまっているのです。
平和を叫びすぎると、対立としての戦争が際立つ。
富を強欲に追い求めると、その裏に貧しさの影が濃くなる。
「一方方向だけで世界を作り出すことは、原理的に無理である」と老子は教えてくれているのですね。
二面性を知り、「道(タオ)」に沿って生きる
だからこそ、大切なのは「この世界には常に二面性がある」と知っておくことです。
どちらか一方を排除しようとするのではなく、両方があることを受け入れた上で、そのどちらにも偏らない真ん中の道、つまり「道(タオ)」に沿って人生を歩むこと。
無理に力んで「こうあるべきだ!」と世界をコントロールしようとするのをやめ、自然の流れに身を任せる。この「ゆとり」こそが、真の豊かさへの鍵なのだと感じています。
「無為」の心地よさ
なんとかするという我力を捨てて、「道(タオ)」の流れに乗ってみる。
すると、不思議と場が動き出し、必要なものが自然と集まってくるようになります。
何かに一生懸命になりすぎて疲れた時は、ちょっと立ち止まって「二面性のバランス」を思い出してみてください。
もっと「ゆるく」、もっと「自然に」。
宇宙の流れに身を委ねて、一緒に豊かな人生を創造していきましょう。