「いい人」って誰のため?
私は人に「いい人ね」と言われることが多かった。
頼まれると断れない。
本当は疲れていても、「大丈夫」と言ってしまう。
相手に合わせすぎて、自分の気持ちは後回しにしていた。
相手が困っているのなら、喜んでくれるのなら。
そう思っていたけれど、いつの間にか苦しくなっていく。
感謝されないこともある。
別に「ありがとう」が欲しいわけじゃない。
でも、それが当たり前になってしまうと、どこか虚しくなる。
「いい人」をやめようとした。
でも、自分の意見を出せば反発する人もいる。
それが怖くて、また人に合わせるようになった。
結局、「嫌われたくない」という気持ちに動かされたのだと思う。
そんな私に気づきをくれたのは、我が子だった。
子どもが私と同じように周りの顔色を伺っていた。
自分の思いを飲み込んでいた。
ショックだった。
私は嫌われたくなくて、「いい人」になっていたのかもしれない。
そこから少しずつ、
自分の心に「本当にそうしたい?」と聴くことにした。
自分の気持ちに嘘をついてまで人に合わせることをやめた。
断ることもある。
期待に応えられないこともある。
離れて行く人もいた。
でも、不思議と心は軽くなった。
そして、自分のために使える心の余裕ができた。
「いい人」でいることと、「自分を大切にすること」は同じではなかった。
私たちは無意識のうちに、
「嫌われたくない」「愛されたい」という思いから行動することがあります。
でも、そのパターンに気づくことができれば、少しづつ選択の方法は変わっていきます。
あなたは、どんな思いから「いい人」でいようとしているのでしょうか?