試合&練習日誌_練習と試合でのメンタルコントロール

記事
コラム
今回も記事をご覧頂き有難うございます。

以前、「シーズンオフでのメンタルトレーニング」について投稿しました。
スポーツに限らず、大事な局面で自分の実力を発揮するためには、身体や技術のみならず、こころも重要な要素となります。緊張すると汗が出たり、ドキドキしたり、思考能力が低下したりするようにこころと身体は密接な関係にあり、パフォーマンスに影響を与えます。試合での実力発揮や質の高いトレーニングのためには、自身のこころと身体を理解して、それに合わせた対処方法を身につけることが必要です。

その後、皆さんにおかれましては、メンタルトレーニングを実践されていますでしょうか?

そこで今回は、練習と試合でのメンタルコントロールについて、私の実体験に基づいて考えていきたいと思います。

●メンタルコントロールするとは

※あくまでも私がシンプルに定義している考えです。
メンタルコントロールするとは、どんな状況下でも、自分のやるべきことにしっかり集中すること

●メンタルコントロール(集中)できると、どんなメリットがあるのか

・パフォーマンスが向上する
・素早く正しい判断が出来る
・夢中になる ※時間の経過を忘れる
・楽しくなる ※ストレスを感じない
・周囲が気にならない

●メンタルコントロールを阻害する要因 ※集中出来ない要因

その日の…
・天候
・相手チームの応援やヤジ
・体調や精神状態
・緊張や不安
・過去のミス など

●メンタルコントロール(集中)できないとどうなるのか?

(私の経験談より)
大事な局面で自分の思うような結果が残せなかった場合、その後も引きずってしまう(プレーに集中出来ない)ことが良くありました。
例)大事な局面で
 →投手戦で接戦、送りバント失敗、せっかくのチャンスを潰し、結局無得点
 →同点の場面、ランナー三塁、守備でエラーし、失点に繋がってしまった
私はミスを引きずってしまい、その後のプレーに集中できなくなってました。
どんな考え方になり集中できなくなってしまうのか?
→なぜ、さっき失敗してしまったのか?(過去の結果)
→もしかしたら、また同じミスをするのではないか?(未来の結果)
原因
・過去の結果、未来の結果、結果ばかりに不安を感じ、考えてしまうため
以上のように、起こってしまった過去の結果、まだ起こってもいない未来の結果ばかりを考えて、ビクビクしながらプレーに集中できなくなります。

●集中するには

「今ここ」にだけ意識を向ける
特にミスした後には、
過去、未来の結果に対する意識を捨て、「今ここ」にだけ集中すべきです。
今何をすべきか?どうすれば最高のパフォーマンスを発揮できるか?
これだけに意識を向ける(メンタルをコントロールする)ことで、今に集中できると思います。

(補足)練習と試合の違い

練習は、技術や戦術を磨き向上させるもので、例えミスしてもやり直しが出来ます。だから、「今」だけに集中しやすい状況なのです。
一方、試合は相手がいて、勝敗を競います。ミスしたら、やり直しは出来ないし、結果勝負に負けてしまいます。練習に比べ、緊張感もあり、集中を阻害する要因は多く、集中するのが難しい状況にあります。
この違いをしっかり理解した上で、練習でも常に「今ここに集中する」を意識し、試合での大事な局面でのメンタルコントロール(集中)ができるよう取り組んでみてはいかがでしょうか。

これは、試合で戦うために必要なメンタルコントロールの一つです。





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