看護師として働いていた私は、ずっと子どもが欲しいという気持ちを心の奥に抱えながら、毎日忙しく働いていました。
気づけば、周りの友人たちは次々に結婚・出産をしていくなかで、私は仕事に追われる日々。ふと立ち止まった時、「私、本当は子どもが欲しかったんだ」と、はっきり自分の気持ちに気づきました。
でも、その時にはもう自然に授かることは難しく、不妊治療を始めることになりました。時間もお金も気力もたくさん必要で、正直心が折れそうな日もありました。それでも、「子どもを抱きたい」という想いだけで乗り越えてきたように思います。
そして、奇跡のように私の元に来てくれた、男女の双子。
想像していた以上にはるかにつわりはきつく、2カ月で8キロ痩せ
食事もできなくなったため入院することになりました。
つわりで1か月入院、何とか職場復帰し、双子の場合は産前14週から産休に入れるため、7か月のころ産休へ。
でもその1週間後切迫早産にて2カ月入院しそのまま出産へ・・・
出産後、やっと苦しかった妊婦生活とさよならし、やっと待ちに待った
わが子との再会!
だけど、現実は甘くありませんでした。
双子の育児は、本当に想像以上の大変さ。1人が泣けばもう1人も泣く。
寝ない、抱っこから降ろせない、少し目を離せばトラブル…。
とにかく「自分の時間」なんてものはゼロで、ごはんも立ちながら抱っこしながら自分の口に入れるだけ・・
気づけば私自身がどんどん削られていきました。
泣いている我が子を前にして、こっちも泣きたい。もう限界、と思うことも一度や二度じゃありません。正直、ノイローゼ寸前だったと思います。
旦那は朝早く帰りは遅い・・夕飯作るのもしんどい・・
「なんで私だけがこんなに頑張ってるの?」と思った日もありました。
そんな時、ニュースで流れてくる「虐待」の文字が、まったく他人事じゃなく思えてしまった自分がいて、怖かった。理解できてしまうことが、怖かった。
でも、それでも。
それでも、毎日を何とか乗り越えてきて、気づけばあの双子も今、10歳。
小学校5年生になりました。
今では2人でとても仲良く、お互いの宿題を助け合ったり、お手伝いをしてくれたり、同じ部活に入ったり、大変なことは今もあるけれど、あの頃とは違う「余裕」が少しずつ自分の中に芽生えているのを感じます。
あのとき、踏ん張ってよかった。
あのとき、諦めなくてよかった。
育児は「きれいごと」だけじゃやっていけません。辛さも、迷いも、怒りも、全部引っくるめて、それが「育てる」ってことなんだと今なら思えます。
10年目の今、ようやく、ほんの少しだけ自分を褒めてあげられるようになりました。双子の下には、6歳・3歳の弟も含めまだまだ育児真っ只中ですが、今では子どもが心から可愛いと愛おしいと思えるようになりました。
同じように悩んでいる誰かに、今伝えたいことがあります。
「大丈夫。あなたはちゃんと頑張ってる。」