精神科看護師の桂次です。
今回は「物価高騰と診療報酬」について投稿をします。
最近は毎月のように「来月から〇品目の値上げが始まります」といったニュースをよく目にします。
原因としては空前の円安によって、コスト維持費が増大したことが要因の1つとして考えられています。
コスト維持のために一般企業は値上げをすることが出来ますが、病院はそれが出来ません。
病院は診療報酬が決まっているため市場原理を持ち込むことが出来ないためです。
病院では得られる診療報酬が法律で決まっており、
例えば、A病院とB病院で同じ診察・検査・処方をした場合、報酬に差が発生することはほとんどないですし(初診と再診、時間外・時間内等で、多少変化はありますが)、地域差もありません。
また、患者さんが沢山来れば儲かるか?というと、一般企業ほど多くは望めません。
*外来・入院患者数が増えると、配置する医師や看護師、医療機器も増やす必要があるためコストが増加するため、ソフト・ハード面からも1日に対応できる患者さんには限界があるためです。
故に、今はどこの病院も数年前に比べて支出だけが桁違いに増えているはずです。
*診療報酬の改定は2年ごとに行われるため、世の中に大きな変化があっても直ぐに診療報酬に反映されることはありません。
それはつまり、病院スタッフの給与にも影響を及ぼし、特に民間病院はその影響はより大きいはずです。
率直に言うと、今の看護師の給与はある程度安定はしているものの、順調に増えるモデルケースはそう多くありません。
その割に、先日も述べた認知症や高齢患者の増加で業務が毎年増えていくため、給与と業務が合っていない印象です。
更に病院は倒産しないという神話も今は昔で、近年は病院の倒産も増えて来ています。
我々看護師は比較的安定していると言われがちな職種ですが、こういった社会的背景で、最近は他業種へ転職するスタッフや副業をしているスタッフも増えて来ています。
*実際は病院として看護師の副業を禁止しているところが多いのですけど。
あまり報道されていませんが、物価高騰の波は確実に医療業界も直撃しているんです。
看護師の勤務環境改善、必要人員確保のためにも、岸田総理には円安・物価高騰を何とかして欲しいと思う今日この頃でした。
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