認知症を看るということ

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精神科看護師の桂次です。

今回は「認知症を看るということ」について投稿をします。

ここ数回は認知症と癌、認知症の前駆症状について投稿して来ましたが、

「今回は認知症を看ること」について投稿をしたいと思います。
*私は病棟看護師ですので、病院においての感想です。施設や通所においてはまた違った感想となると思いますが、その点はご了承ください。

精神科病棟に入院する認知症患者さんは、自宅や施設でも対応が難しいケースの方々が対象です。

対応が難しいとはどういうことか?

例えば、「怒って手が付けられない」「ごはんを一切食べない」「夜間の徘徊が止まらない」などですが、一般的には認知症によって日常生活に大きな支障をきたしている方が対象となります。

認知症の薬も世の中にはありますが、ほとんどは症状が軽度の方が対象で、進行スピードを抑える程度のものです。重症化を改善する、根治する薬は皆無です。
*最近、認知症の新薬が出たというニュースが出ていますが、やはり早期の認知症対応のものとなります。

よって入院を要する程度に進行してしまった場合、ほとんどのケースで認知症治療薬による劇的な改善は期待出来ません。

こういった場合、使う薬は認知症の薬ではなく、精神症状を抑える抗精神科薬を用いることが多くなります。

それで良くなることも多いですが、改善されないケースもあります。また、その代償として、慢性的な便秘、鎮静によるADLの低下や転倒リスクの悪化に繋がることもあります。

また、多くの病院では長期に入院はできないと思いますので、入院治療ではある程度の期間で施設や自宅に戻れるようにスピーディーな症状緩和が求められます。

しかし、実際は予定していた期間で認知症状が緩和されず、もしくは肺炎などの合併症を併発し、医療が不可欠となって退院出来ずに入院が長期化するケースも多くあります。

そして少しずつですが、確実に地域の病床は認知症で圧迫されて来てしまう訳です。

こういった書き方をしていると認知症が諸悪の根源のようなに思う方もいるかも知れませんが、そういった意向は全く無く、あくまでこれが今の病院ベッドと認知症との環境を端的に記載しているつもりです。

また、「認知症?全く関係ないよ」と考えている方、私もそういった考えでした。

しかし、親も自分もいずれは絶対に年老います。

その時にどうしていくか?こういった記事からでも少しでも認知症に関して興味を持ってもらえれば幸いです。
*注釈:認知症治療病棟などは、ある程度の長期期間に渡る入院が可能かも知れません。しかし、そういった認知症に特化した病床数は人口比で考えるととても少ないです。一般的には3か月以内に退院を求められることが多いと思います。

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