皆さまからよくご相談を受けることについて、私なりの切り口でお答えしていくこのコーナー。本日は「悩んだ時、どう考えて切り替えればいいのか」について私なりに解説をしていきたいと思います。
誰しも悩むことは苦しい
生きていれば、誰しも大なり小なり悩みはあるものです。仕事の悩み、家庭の悩み、友人関係の悩み、健康の悩み、将来への悩み、色々ありますよね。そしてこれは何歳になっても続きます。
その渦中にいる時は、まるで出口がないトンネルの中を進み続けるような、不安で苦しい時間が続きます。大きくて複雑な悩みだと、特にこの苦しい時間はいつまで続くのかと、不安に駆られることもあるのではないかと思います。
悩みに対する2つのアプローチ
悩みはストレスの根本要因になり得ます。世の中には、実はストレスについての研究というものがありまして、ストレスを解消・軽減するための具体的な対処法(「コーピング」と呼びます)には、2つのアプローチがあるとされています。
対処法①:情動焦点型コーピング
1つ目は「情動焦点型コーピング」です。ストレスや悩みを感じている感情に焦点を当てた行動のことを言います。悩みの根本原因は一旦置いておいて、頭を切り替えて気持ちをスッキリさせよう、というものです。
いくつか種類がありますが、自分でできるものとしては、例えば物事の捉え方を変えてみるというリフレーミングというものです。事実は変えられないけれど、その捉え方は変えられる、というものですね。
例えば、私は大学受験で第一志望の学校に不合格になり浪人しました。自分にとっては辛い1年間でしたが辛い辛いと思うのをやめて、「せっかく取り組むならこの1年でもう一つ高い偏差値の大学に行くためのステップの一年として捉えよう」と捉え方を変えて、気持ちを立て直しました。悩みの根本原因は変えられないけれど、捉え方を変えてみたんですね。
私の場合はそれによって次なる具体的な行動に移すことができるようになり、住み慣れた北海道を出て仙台の大学に行きました。そこでの多くの方との出会いが今の自分の人生に繋がっています。あの頃の経験も、振り返ってみれば人生にとって重要な転機になりました。
他には、他者の力を借りて頭の中を整理することも効果的です。悩みを他者に話すことで、頭がスッキリして、気持ちが楽になったと感じたことがある方も多いと思います。ポイントは、きちんと秘密を守ってくれる信頼できる方に話すことです。パーソナルな話ですからね、「あの人がこんなこと言ってたよ〜」と言い回されてしまう不安があると、安心して心の中を吐露できません。ぜひ信頼を置ける方にお話を聞いてもらってください。
対処法②:問題焦点型コーピング
2つ目は「問題焦点型コーピング」。こちらは、悩みの原因そのものを解決するためにアクションをすることを指します。悩みの原因を探して、その改善のために行動を起こすことです。
結局のところ、悩みを解消するには行動を起こすしかありません。それはその悩みを手放すということかもしれないし、その悩みの解決につながる一歩を踏み出し始めることかもしれない。完全な解決までは時間がかかっても、動き出したという事実によって心が大きく救われます。
ポイントは、いきなり問題解決に進もうと思えない時には、無理に問題解決型コーピングを行わないということです。その場合はまず感情面を整えて土台を作り、感情との距離が取れて向き合ってみようという心の準備ができたから、小さく一歩行動してみると、悩みが解消されていきますよ。
今日はここまで!
皆さんの心に火が灯るきっかけになりますと嬉しいです!