皆さんこんにちは。お読みいただきありがとうございます。
今回は、記憶の高度化「レミニセンス現象」について取り上げます。
なかなか覚えられないと感じた歴史的エピソード。
しかしながら、時間がたってからの方が理解できたという経験はありませんか?
記憶は、睡眠中に整理されるといわれています。
このレミニセンス現象は、脳の情報整理の結果としてあらわれるものと考えられます。
先例でいえば、歴史的エピソードを記憶したとします。
用語で覚えるよりも、エピソード化したほうが記憶に残りやすい。
例えば、大化の改新について、用語を覚えようとすると、
645年
蘇我入鹿の暗殺
政治改革
天皇中心の政治体制への移行
中臣鎌足
中央集権的な政府を確立
国の統治強化
がキーワードとなります。これをストーリー性をもたせるならば、
645年に始まったとされる大化の改新。蘇我入鹿の暗殺にはじまり、政治改革として天皇中心の政治体制への移行を目指したもので、中臣鎌足を中心として行われた。この目的は、中央集権的な政府を確立して国の統治強化を図ることでした。
というようになります。個別のキーワードで覚えるよりも、工夫して記憶するため記憶に残りやすくなります。
このストーリー性を持たせた記憶が、レミニセンス現象によって、休憩後や睡眠後に定着しやすいことがわかっています。
さらに、ほかの記憶とも結びついて、より強固に記憶される効果も期待できます。
例えば、英語の学習。
コツコツと英単語を覚えて、
英文法の問題集に取り組み
長文問題にも挑戦
しかし、なかなか成績が上がらない。
これは、学習曲線にもよりますが、(詳細は下記ブログをご参照ください)
まだ、個々の記憶がバラバラで知識として集結していない状態とも考えられます。
ある時期に、急に長文問題がすらすら解けるようになったり、文法問題の間違えが飛躍的に少なくなったりします。
既に頭の中にあった記憶どおしが結びついて高度化した状態となる、
レミニセンス現象によるものと考えられます。
何事もコツコツと積み上げることが肝要です。
記憶の仕方と、心理学のレミニセンス現象。
組み合わせると、学習に役立つのではないでしょうか。
(参考)
世界記憶力選手権グランドマスターの 驚くほど簡単な記憶法