皆さんは、警察や検察庁、裁判所そのほか弁護士さんを含めどのようなイメージをお持ちでしょうか?
なんか怖そう。
話聞いてくれなさそう。
冷たいイメージ……
親身になってくれない気がする。
もしかしたら、そんな印象をお持ちかもしれません。
皆さんには言い訳に聞こえてしまうと思いますが、こんな風に感じさせてしまう対応になってしまうのには理由があります。
皆さんが思っている以上に、警察にも、検察庁にも、裁判所にも、おそらく弁護士の先生の元にも。
本当にたくさんの、応対しきれないくらい多くの人が、様々な理由で来ています。
そして、中には被害者と判断しかねるケースのお話しや、事件性の全くないお話しもたくさんあります。
さらにはそのお話を、何時間も毎日お話に来られるといったことも日常茶飯事です。
連日昼ご飯を食べ損ねるなんてことを、何度も経験し、今日も昼ご飯はなしか……と毎日思いながら電話を受けたり、来られた方とお話をしたり、業務を遂行しています。
役所の職務だから当然だと言われてしまうとそれまでなんですが、とにかく膨大な数の相談があるとだけ知っていただければと思います。
しかし、だからと言って皆さんの勇気ある一歩が残念なことになってしまうのでは、真実困っている方がなんのために相談に行ったのか……となってしまい本末転倒です。
そこで私がサポートさせていただけるのではと思って用意したのがこちらです。
警察官や弁護士さん、もしくは検察庁でも構いませんが、相談するためのポイントがあります。
数ある話の中で、あなたの相談が本当に聞くべき重要な相談で、きちんと対応すべきだと思っていただく必要があるんです。
多くの方が相談に行くとき、もしくは被害に遭ったとき、一番最初に出てくるのは「怒り」「悲しみ」「不安」といった感情です。
そして、相談があると言いつつ、一番始めに「感情」をぶつけてしまいがちになってしまいます。
もちろん、お気持ちはよく分かりますし、一番伝えたいのは「被害に遭った苦しみ」ですよね。
それは本当に分かります。
初めてのことに対する困惑も大きいと思います。
ただし、相談ですと問い合わせた先で「最初に感情をぶつける」という行為をしてしまうと、聞き手は困ってしまい引いてしまいます。
例えば、財布が盗まれたので警察に届けに向かったと想像してみてください。
一番最初に、「私は財布を盗まれました。●●で、何時頃、どういう状態のときに○○色の私の財布がなくなって……」と説明を始めていただくと、話を聞こう! と思いますよね。
ところが
「ほんま、マジむかつく! 財布なくなったしどうしたらええか、分からんし! カードとかどうしたらええねん!!!」
みたいな感じで来られたどうでしょうか。
「あ~ややこしそうな人来たな」
そう思ってしまいませんか?
同じ財布をなくして困っている人なのに、前者の方の話は聞けるけど、後者の方から話を聞くのは大変そうだなぁと聞く方も構えてしまいますよね。
これは極端な例ですが、イメージとしては全く同じです。
つまり、相談にもコツがあるんです。
大きなポイントは感情から話をしないこと。
もう一つは、どうしたいのかを明確にすること、です。
話が長くなってしまったので、次回に続けさせてください。
電話はちょっと抵抗あるという方は、書面での回答もできます。
どうやって相談したらいいかな? と思った時はご相談ください。